＜注目銘柄＞＝オリコン、コミュニケーション事業好調

　オリコン<4800.T>は、好業績を背景に２０００円台での活躍が期待できそうだ。

　同社は、顧客満足度（ＣＳ）調査事業とニュース配信・ＰＶ（ページビュー）事業を行うコミュニケーション事業が主力事業。８月に発表した第１四半期（４～６月）連結決算は、消費者の商標認知度向上を背景とした契約延長が発生し商標利用契約をはじめ、ＷＥＢプロモーション、データ販売などのＣＳ調査事業の収益が拡大。芸能人の結婚会見などの記事や動画がヒットし、過去最高のＰＶ数を記録したニュース配信・ＰＶ事業も好調だった。

　主力のコミュニケーション事業は商標利用、ＷＥＢ送客、データ販売の各事業が好調に推移しているほか、７月以降も芸能関連の大型ニュースが複数発生しており、ＰＶ数への貢献が期待できる。また、ＹｏｕＴｕｂｅの公式チャンネル登録者数を増やし、再生回数・広告収入を最大化していく方針であることから、ニュース配信・ＰＶ事業も好調を持続する見通し。会社側では、２０年３月期通期業績予想を純利益７億２３００万円（前期比２５．１％増）とのみ発表しているが、３割以上の営業増益を見込む調査機関もある。（仁）

出所：minkabuPRESS