ドル/円、方向感模索へ
6日のドル/円は、米8月雇用統計の発表後に一時106.60円台まで下落したが、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を経て106.90円台に持ち直した。終値ベースでは前日比0.1%未満の小幅安だった。なお、米8月雇用統計は雇用者数の伸びが予想を下回った一方、平均時給は予想以上の伸びを示した。また、パウエルFRB議長は景気拡大の維持に向けて「適切に行動する」としながらも、「米景気は良好であり、FRBは景気後退を予想していない」と発言。この日の2大注目イベントはいずれもドル/円相場の方向性に明確な影響を及ぼさなかった。
こうした中、ドル/円は本日も方向感が出にくい相場展開が続きそうだ。本日は特に注目すべきイベントもなく、107円台前半の抵抗を突破するのは容易ではないだろう。現状の値位置を踏まえると、どちらかと言えば弱含みの展開になりやすいのかもしれない。もっとも、20日移動平均線などが通る106.30-40円台がサポートとなり、下値も限られそうだ。
こうした中、ドル/円は本日も方向感が出にくい相場展開が続きそうだ。本日は特に注目すべきイベントもなく、107円台前半の抵抗を突破するのは容易ではないだろう。現状の値位置を踏まえると、どちらかと言えば弱含みの展開になりやすいのかもしれない。もっとも、20日移動平均線などが通る106.30-40円台がサポートとなり、下値も限られそうだ。