スズキ(7269)

著者:堀篤
投稿:2019/09/09 09:29

成長性期待

 スズキの動向に変化が出てきた。スズキは、国内の自動車メーカーの中では、4輪の軽自動車に強みを持つと同時に、インド市場に強いことが大きな特徴となっている。
しかし、インド市場における販売台数減と、検査不正の発覚により、今期は減益を余儀なくされており、株価も調整してきた。
株価にもそういった情勢は反映され、昨年8月の7680円から先月6日には3501円と、半値を大きく割れた水準まで売られたが、そこから反発に入っている。
8月29日には、トヨタとの資本持ち合いの発表があり、スズキがトヨタの世界戦略の一角に、より深く取り込まれる印象から、株価は強めに推移している。インドでの苦戦は相変わらずだが、インド市場自体の成長は間違いなく、その市場において大きな優位性を持つ同社の成長性期待には変わりがない。
2021年からの増益を予見するなら、先月の3501円を底値として、株価は中期的な上昇に入ったと考えるべきかもしれない。
堀篤
日本マネジコ、東京スコットマネジメント代表取締役
配信元: 達人の予想

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