米中の対立緩和期待が浮上
昨日のドル/円は終値ベースで約0.4%上昇。米中間の貿易問題を巡る対立緩和への期待から欧米株が買われ、米長期金利が上昇する中、106.60円台まで上値を伸ばした。ただ、106円台後半は8月中旬以降の上値抵抗であり、米国による対中関税第4弾の発動を今週末に控えて上抜けには苦労しそうだ。米中問題にポジティブなニュースがなければ107円台の回復は難しいと見る。もっとも、トランプ米大統領は米中通商協議について「(29日に)異なるレベルでの協議が予定されている」と話しており、本日はアジアタイムを中心に関連報道に注意が必要だろう。