27日のマザーズ先物は続落。前日比12pt(-1.39%)安の850ptで取引を終えた。高値は870pt、安値は850pt、取引高は869枚。トランプ米大統領が米中貿易協議を再開する方針を示し、米中対立に対する市場の警戒感が和らいだため、マザーズ先物にも買いが先行した。しかし、このところマザーズ市場で物色の柱の1つとなっていたアンジェス<4563>がストップ安水準まで売られ、他にも値を崩すマザーズ銘柄が多くみられたため、マザーズ先物はこれらを意識した売りが優勢となった。アンジェスは遺伝子治療薬「コラテジェン」が9月から保険適用される見通しと報じられたが、この報道で伝わった公定価格が失望感につながったもよう。その他では、アンジェスとともに賑わっていたブシロード<7803>が急反落。マザーズ指数への寄与度が大きいメルカリ<4385>も軟調だった。反面、手間いらず<2477>やイノベーション<3970>が値を飛ばした。手間いらずは好業績株として評価され、買いが続いているようだ。
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