ドル/円、106円台を回復
昨日のドル/円は、終値ベースで約0.7%の上昇。早朝には105円台を割り込み、104.40円台まで下落したが、その後は断続的にショートカバーが入り一時106.30円台まで反発する場面もあった。米中貿易戦争の激化を嫌気して、円が急騰する形でスタートしたものの、劉中国副首相とトランプ米大統領が通商協議の再開に前向きな姿勢を示した事で過度な懸念が和らぐと、リスク回避の円買いが逆流した。
もっとも、こうした市場の動きは「総悲観」の後退であり、「楽観」見通しが高まった訳ではない。昨日の米債市場では、2年債利回りが上昇した一方、10年債利回りは横ばいとなったため、「逆イールド」が再発生している。こうした中ではドル/円の上値は限られる公算で、特に前週末の急落前からの上値抵抗である106円台後半は戻り売り圧力が強まりそうだ。
もっとも、こうした市場の動きは「総悲観」の後退であり、「楽観」見通しが高まった訳ではない。昨日の米債市場では、2年債利回りが上昇した一方、10年債利回りは横ばいとなったため、「逆イールド」が再発生している。こうした中ではドル/円の上値は限られる公算で、特に前週末の急落前からの上値抵抗である106円台後半は戻り売り圧力が強まりそうだ。