午前:債券サマリー 先物は反落、米金利上昇が影響

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/08/23 11:45
 23日午前の債券市場で、先物中心限月9月限は反落。高値警戒感がくすぶるなか、22日の米長期債相場が下落した流れを引き継いだ。

 前日の米債券市場は、フィラデルフィア連銀やカンザスシティー連銀の総裁らが相次いで追加利下げに慎重な見方を示したことが影響した。米長期金利はこの日の時間外取引でも上昇し、これを受けた東京市場は債券に売りが先行。反落して始まった日経平均株価が切り返したことも重荷となり、債券先物は一時154円84銭まで下落した。なお、日銀は「残存期間1年超3年以下」「同3年超5年以下」「同5年超10年以下」を対象とした国債買いオペを通知し、買い入れ額はいずれも前回から据え置かれた。

 午前11時の先物9月限の終値は前日比12銭安の154円86銭。出来高は9494億円となった。現物債の利回りは、10年債が前日比0.005%上昇のマイナス0.240%、20年債が同0.010%上昇の0.095%だった。

出所:minkabuPRESS
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