ソフト99 Research Memo(3):自動車・家庭用ケミカル用品の製造販売会社(2)

配信元:フィスコ
投稿:2019/07/05 15:43
■ソフト99コーポレーション<4464>の事業概要

3. サービス事業
サービス事業は、グループ会社で展開する自動車整備・鈑金事業のほか、自動車教習所の運営事業、生活用品企画販売事業で構成されている。2019年3月期の売上構成比で見ると、自動車整備・鈑金が49%、教習所運営が17%、生活用品企画販売が34%となっている。

自動車整備・鈑金事業では、(株)ソフト99オートサービスで鈑金塗装や各種コーティング施工サービスを展開している。損保会社やカーディーラー経由で入庫される事故車両などの修理や車検整備を主に行っているが、ここ数年は安全運転システムが普及し始めたことによる事故車両の減少や損害保険料の値上げが影響して、需要が頭打ち傾向となっている。このため、最近ではメイクアップ用のカーラッピングサービスや塗装面を飛び石や虫などによるキズ・汚れから守るプロテクションフィルムの施工サービスに注力している。サービス拠点は関西5ヶ所、首都圏で2ヶ所の体制となっており、主に関西が売上の中心だが、2013年9月に東京・江東区に工場を移転させており、首都圏の営業強化も進めている。

自動車教習所事業は、アスモ(株)が兵庫県尼崎市で1校を運営しており、今後も現状規模を維持していく方針となっている。生活用品企画販売事業については、(株)くらし企画で生活協同組合向けを中心に家庭用品・雑貨の企画販売を手掛けている。また、幅広い調達先を活かしたインターネット販売にも注力している。

4. 不動産関連事業
不動産関連事業は不動産賃貸事業と温浴事業、介護予防支援事業が含まれる。2019年3月期の売上構成比で見ると、「極楽湯」(3店舗)を運営する温浴事業が71%、不動産賃貸事業が26%、介護予防支援事業が3%となっている。不動産賃貸事業に関しては本社ビルと東京・秋葉原にある自社ビル等の賃貸を行っている。介護予防支援事業については、「極楽湯」(尼崎店)の同社敷地内で温浴事業の付加サービスとして、2014年11月よりグループ会社のアライズ(株)で事業を開始している。不動産関連事業に関しては今後も現状の事業規模を維持していく方針となっている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)


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