ダウ平均は一時400ドル超上昇 中銀の追加緩和やG20での米中協議への期待が高まる=米国株序盤

著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/06/19 00:13
NY株式18日(NY時間11:12)
ダウ平均   26498.99(+386.46 +1.48%)
ナスダック   8001.29(+156.27 +2.00%)
CME日経平均先物 21220(大証終比:+310 +1.46%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は一時400ドル超上昇し、ナスダックも8000ポイントを回復している。ECBのドラギ総裁がポルトガルで開催されているECBの年次シンポジウムで利下げの可能性を示唆したことから、世界的な中銀の緩和期待が株式市場に広がっている。欧州株が上昇する中、米株も買いが先行して始まった。

 更に米中協議でトランプ大統領が「日本のG20で習主席と会う。習主席とは時間をかけて会談する」と述べたことから、G20での米中協議への期待感が高まっている。習近平国家主席も声明が発表され、「トランプ氏と会談し、米中の根本的な問題を協議」と述べていた。

 先ほど日本時間の23時半からFOMC1日目が始まっており、市場では利下げを示唆してくるとの期待感を高めている模様。市場は7月の利下げの可能性を示唆してくるのではとの期待が高まっているが、ウォールストリートのエコノミストからは、予防的利下げだとしても7月は時期が早過ぎるとし、疑問視する向きも少なくない。95年から96年、そして、98年の利下げを鑑みれば、現状の経済ファンダメンタルズは利下げを正当化せず、市場が考えている以上にハードルは高いといった声も聞かれる。

 銀行株やエネルギー株が買われているほか、米中協議への期待から産業株やIT・ハイテク株も買いが優勢となっている。特に半導体関連の買いが目立つ。

アルファベット(C) 1115.60(+23.10 +2.11%)
フェイスブック 191.30(+2.29 +1.21%)
ネットフリックス 360.88(+10.26 +2.93%)
テスラ 229.44(+4.41 +1.96%)
アマゾン 1920.34(+34.31 +1.82%)
エヌビディア 154.74(+9.71 +6.69%)
ツイッター 37.35(+0.91 +2.50%)

ダウ採用銘柄
J&J 140.20(+0.76 +0.54%)
P&G 109.74(-1.25 -1.12%)
ダウ・インク 50.20(+0.85 +1.66%)
ボーイング 364.40(+9.50 +2.74%) 
キャタピラー  131.10(+3.78 +2.97%) 
ユナイテッド・テク  126.92(+2.69 +2.14%) 
ビザ  169.30(-0.26 -0.15%) 
ナイキ  84.18(+2.07 +2.48%)
ウォルグリーン 53.37(+0.56 +1.07%) 
3M  169.99(+3.21 +1.92%) 
エクソンモビル  76.09(+1.00 +1.34%) 
シェブロン  123.50(+2.11 +1.75%) 
コカコーラ  50.69(-0.18 -0.35%) 
ディズニー  140.99(+0.02 +0.01%) 
マクドナルド  204.71(+0.90 +0.44%) 
ウォルマート 109.33(+0.17 +0.16%)
ホームデポ  209.92(+2.94 +1.43%)
JPモルガン 111.04(+1.82 +1.66%)
トラベラーズ  151.05(+1.13 +0.75%)
ゴールドマン  196.51(+5.68 +2.96%)
アメックス  124.71(+3.26 +2.67%) 
ユナイテッドヘルス  248.11(+2.14 +0.87%)
IBM  137.08(+2.13 +1.58%)
アップル  199.84(+5.95 +3.09%)
ベライゾン  57.30(-0.33 -0.57%)
マイクロソフト  134.94(+2.09 +1.58%)
インテル  47.91(+1.78 +3.85%)
ファイザー 43.06(+0.18 +0.42%)
メルク  84.24(+0.94 +1.13%)
シスコシステムズ  56.60(+1.20 +2.18%)

minkabu PRESS編集部 野沢卓美

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