ドル/円、上値の重い展開
昨日のドル/円は5月31日以来の高値を付けたが、その後は伸び悩んだ。アジアから欧州市場にかけて株価が上昇する中、一時108.80円付近まで上値を伸ばしたがNY市場で失速。米国株が上げを維持できずに反落すると108.40円台に押し戻された。なお、トランプ米大統領はツイッターで「米政策金利は高過ぎる。馬鹿げた量的引き締めに追い討ちをかけている!彼らは全く分かっていない!」などと米連邦準備制度理事会(FRB)を批判。来週に米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、FRBに金融緩和圧力をかけているかのようだ。こうした中では、ドルの上値が重くなるのも致し方ないところであろう。ドル/円が109円台を回復して上値を伸ばす展開はイメージしにくい。109.10円台を通る20日移動平均線がレジスタンスとして意識されそうだ。