明日の株式相場見通し=戻り待ちの売りで弱含み推移、目先的な目標達成感も
あす(12日)の東京株式市場は、きょうまでの3日続伸で日経平均株価が2万1200円台に乗せてきたこともあり、目先的な目標達成感から戻り待ちの売りも想定され、もちあい弱含み推移となりそうだ。
市場関係者からは「朝方は海外市場での円高進行を嫌気して、手じまい売りが先行し安く始まったものの、その後は円高一服や中国株高を背景に買い戻しが優勢となった。中国政府は10日、地方政府が特別債で調達した資金を資本として、インフラなど主要な投資計画に充てることを承認した。米中貿易摩擦が懸念されるなかで、投資促進策の強化で景気を下支えする当局の姿勢が評価され、上海総合指数は堅調な推移となり、日経平均を下支えした。ただ、東証1部の売買代金はきょうも1兆6720億円と、4日連続の2兆円割れとなっている」との見方が出ていた。
11日の東京株式市場は、寄り付き日経平均が安く始まったものの、その後は漸次水準を切り上げ、前場中盤を境に前日終値を上回り、プラス圏で売り物を吸収した。日経平均株価終値は、前日比69円86銭高の2万1204円28銭と3日続伸した。
日程面では、パレット等の物流機器のレンタル及び販売などを手掛けるユーピーアール<7065.T>が東証2部に新規上場する。
このほかに、安倍晋三首相がイラン訪問(14日まで)、5月の企業物価指数、4月の機械受注統計に注目。海外では、米5月の消費者物価指数、中国5月の消費者物価指数が焦点となる。(冨田康夫)
出所:minkabuPRESS
市場関係者からは「朝方は海外市場での円高進行を嫌気して、手じまい売りが先行し安く始まったものの、その後は円高一服や中国株高を背景に買い戻しが優勢となった。中国政府は10日、地方政府が特別債で調達した資金を資本として、インフラなど主要な投資計画に充てることを承認した。米中貿易摩擦が懸念されるなかで、投資促進策の強化で景気を下支えする当局の姿勢が評価され、上海総合指数は堅調な推移となり、日経平均を下支えした。ただ、東証1部の売買代金はきょうも1兆6720億円と、4日連続の2兆円割れとなっている」との見方が出ていた。
11日の東京株式市場は、寄り付き日経平均が安く始まったものの、その後は漸次水準を切り上げ、前場中盤を境に前日終値を上回り、プラス圏で売り物を吸収した。日経平均株価終値は、前日比69円86銭高の2万1204円28銭と3日続伸した。
日程面では、パレット等の物流機器のレンタル及び販売などを手掛けるユーピーアール<7065.T>が東証2部に新規上場する。
このほかに、安倍晋三首相がイラン訪問(14日まで)、5月の企業物価指数、4月の機械受注統計に注目。海外では、米5月の消費者物価指数、中国5月の消費者物価指数が焦点となる。(冨田康夫)
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