今夜から明朝の注目材料は=外為どっとコム総研 神田卓也

著者:神田卓也
投稿:2019/06/07 15:39

今夜から明朝の注目材料は

東京市場のドル/円は、108.30-50円台の小幅なレンジで推移しました。今夜の重要イベントを控えて動意薄の展開となっています。欧米市場の動きが気になるところですが、まずは注目材料を確認しておきましょう。

6/7(金)
18:00 リムシェービッチ・ラトビア中銀総裁、講演
21:30☆カナダ5月新規雇用者数
21:30☆カナダ5月失業率
21:30 カナダ1-3月期設備稼働率
21:30☆米5月非農業部門雇用者数
21:30☆米5月失業率
21:30☆米5月平均時給
22:00 メキシコ5月消費者物価指数
23:00 米4月卸売売上高
23:00 米4月卸売在庫
28:00 米4月消費者信用残高

6/8(土)
-----☆G20財務相・中銀総裁会議(福岡、9日まで)

※☆は特に注目の材料

米国発の貿易戦争による世界景気下ブレ懸念に伴い、米連邦準備制度理事会(FRB)の年内利下げ観測が強まっています。そうした中で発表される米5月雇用統計の結果に注目が集まります。失望的な数字が出るとドル売りの反応が強めに出そうな地合いと言えるでしょう。なお、主な項目の市場予想は、非農業部門雇用者数が17.5万人増、失業率は3.6%、平均時給は前月比+0.3%、前年比+3.2%などとなっています。
神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長
配信元: 達人の予想