◆決定打を欠くドル円 - “108円前半”を中心に膠着
※ご注意:予想期間は6月7日と表示されていますが、本日(6月6日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
“米利下げ観測⇒ドル売り”は続いていますが、“リスク回避⇒円買い”は緩んでいる感があります。
“米経済指標はまちまち(ADP雇用統計は2010年3月来最小の+2.7万人/ISM非製造業PMIは事前予想を+1.4ポイント上回る56.9)”であり、決定打に欠く展開が続いてます。
このため“一方向への動き”は抑制されており、ドル円は“108円前半”を中心に膠着しています。
◆「株価動向/債券利回り動向を睨みながら…」は続くが…!?
「揺れ動けども、方向感定まらず」を地で往く展開といえますが、米利下げ観測は“ドルの戻り売り要因”として意識され続けると見るのが自然です。
しかし対円においては“その他通貨の押し上げ要因”となり得るものであり、そして株価上昇/金価格底上げは“リスク回避を抑制する要因”でもあります。
“米利下げ観測”がメインテーマとなっている以上、「上値が重い」「イメージは下方向」へと傾斜しやすいのは事実ですが、最も警戒すべき「リスク回避一辺倒には傾斜しづらい」…。
「株価動向/債券利回り動向を睨みながら…」は続くと見られますが、そろそろ「下げ一服」から「下値固め」へと移行するタイミングに入ったか…?
◆ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:109.119(5/30~6/5の61.8%戻し)
上値4:109.000(大台)
上値3:108.906(5/21~6/5の38.2%戻し、5/30~6/5の50%戻し、日足・一目均衡表転換線、ピボット2ndレジスタンス )
上値2:108.672(-1σ、ピボット1stレジスタンス)
上値1:108.621(5/30~6/5の38.2%戻し)
前営業日終値:108.481(6/5高値)
下値1:108.366(月足・一目均衡表先行スパン下限)
下値2:108.227(6/5安値後の38.2%押し)
下値3:108.149(6/5安値後の50%押し)
下値4:108.070(6/5安値後の61.8%押し)
下値5:107.954(-2σ、ピボット1stサポート、大台)
※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔一週間の為替市場を分析!マーケット・チェックWebセミナー〕にて公開中。
11:26 ドル円 抵抗・支持ライン追加