午後:債券サマリー 先物は続伸、20年債入札結果を好感

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/05/22 16:07
 22日の債券市場で、先物中心限月6月限は続伸。この日に実施された20年債入札結果で好需給が確認できたことや、米中対立の激化懸念が債券相場を押し上げた。

 21日の米債券相場が軟調地合いとなったことを受け、東京市場の債券先物は売り先行でスタート。ただ、反発して始まった日経平均株価が伸び悩んだことが債券の下支えとなり、午前は狭いレンジで方向感なく推移した。午後に入ると、20年債入札の結果を好感した買いが流入。応札倍率が5.47倍(前回は5.10倍)に高まったことで、超長期ゾーンの需要の底堅さが意識された。また、一部で「トランプ米政権が中国の監視カメラ大手を輸出規制対象リストに追加する可能性がある」と報じたことや、23日から始まる欧州議会選を控えてリスクオフ資産を選好する動きもあったようだ。

 この日の先物6月限は152円62銭で始まり、高値は152円71銭、安値は152円59銭、終値は前日比6銭高の152円71銭。出来高は2兆6605億円となった。

 現物債の利回りは、10年債が前日比0.005%低下のマイナス0.055%、20年債が同0.010%低下の0.350%、30年債が同0.015%低下の0.520%だった。


出所:minkabuPRESS
配信元: みんかぶ