来週の上昇期待を維持できるか
【基調】
方向感模索
【目先の注目材料】
・4/12 米4月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値
・米長期金利、主要国株価
【本文】
ドル/円は、本日の東京市場で111.80円台に上昇。3月に付けた年初来高値(112.13円前後)が再び視野に入ってきた。昨日の米新規失業保険申請件数がほぼ50年ぶりの水準に改善した事や、本日の中国3月貿易収支で輸出が大幅に増加した事などから、世界景気に対する過度に悲観的な見方は後退している模様。為替オプション市場で低ボラティリティ化が進む中、低金利の円が売られやすい地合いが続きそうだ。
ただ、来週15日から始まる日米貿易協議の初会合で、自動車などの輸出数量規制や通貨安誘導を禁ずる為替条項などについて、米国側から厳しい要求を突きつけられるとの懸念も根強い。チャート面でも112円どころは強いレジスタンスと見られており、これを上抜けるのは容易ではないだろう。反面、もし112円を超えて今週の取引を終えれば、週足は上昇シグナルのひとつとされる「下影(ヒゲ)陽線」となる。来週の相場展開を占う上でも、本日の欧米市場の動きが重要となりそうだ。
方向感模索
【目先の注目材料】
・4/12 米4月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値
・米長期金利、主要国株価
【本文】
ドル/円は、本日の東京市場で111.80円台に上昇。3月に付けた年初来高値(112.13円前後)が再び視野に入ってきた。昨日の米新規失業保険申請件数がほぼ50年ぶりの水準に改善した事や、本日の中国3月貿易収支で輸出が大幅に増加した事などから、世界景気に対する過度に悲観的な見方は後退している模様。為替オプション市場で低ボラティリティ化が進む中、低金利の円が売られやすい地合いが続きそうだ。
ただ、来週15日から始まる日米貿易協議の初会合で、自動車などの輸出数量規制や通貨安誘導を禁ずる為替条項などについて、米国側から厳しい要求を突きつけられるとの懸念も根強い。チャート面でも112円どころは強いレジスタンスと見られており、これを上抜けるのは容易ではないだろう。反面、もし112円を超えて今週の取引を終えれば、週足は上昇シグナルのひとつとされる「下影(ヒゲ)陽線」となる。来週の相場展開を占う上でも、本日の欧米市場の動きが重要となりそうだ。