今夜の注目材料は＝外為どっとコム総研 神田卓也

今夜の注目材料は

東京市場のドル/円は、米中通商協議の最終合意期待などから2週間ぶりに111.50円台まで上昇しました。ただ、その後は円以外の通貨に対してドルが弱含む中でやや伸び悩んでいます。欧米市場の動きが気になるところですが、まずは注目材料を確認しておきましょう。

4/3（水）
16:00　トルコ3月消費者物価指数
16:55　独3月サービス業PMI改定値
17:00　ユーロ圏3月サービス業PMI改定値
17:30☆英3月サービス業PMI
18:00　ユーロ圏2月小売売上高
21:15☆米3月ADP全国雇用者数
21:30　ボスティック、ジョージ、バーキン、各地区連銀総裁、講演
23:00☆米3月ISM非製造業景況指数
23:30　EIA週間原油在庫統計
30:00　カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁、講演
-----☆米中閣僚級貿易協議（ワシントン）

※☆は特に注目の材料

「米中の当局者は、貿易合意に向けた問題の大半を解消した」とする今朝方の英紙報道によって、今夜の米中閣僚級貿易協議に注目が集まる事になりそうです。また、米3月ISM非製造業景況指数の結果も見ものです。市場予想は58.0と、前月の59.7から低下する見込みですが、111カ月連続で好不況の分かれ目である50.0を上回ると見られます。米国景気の転換をいち早く示唆するとの見方もある重要統計につき要注目です。