南海電、今期経常を17％下方修正

　南海電気鉄道 <9044> が3月29日後場(14:00)に業績修正を発表。19年3月期の連結経常利益を従来予想の275億円→227億円(前期は297億円)に17.5％下方修正し、減益率が7.5％減→23.7％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の120億円→72.6億円(前年同期は149億円)に39.8％減額し、減益率が19.5％減→51.5％減に拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　通期の連結業績予想については、営業収益は、運輸業において台風災害からの早期復旧があったものの、レジャー・サービス業においてビル管理メンテナンス業の受注減少等もあり、前回予想を下回る見込みであります。営業利益、経常利益は、修繕費等の費用の減少を見込むものの、本日公表の「販売用不動産評価損及び減損損失の計上に関するお知らせ」に記載しておりますとおり、不動産業における販売用不動産評価損の計上により、前回予想を下回る見込みであります。また、親会社株主に帰属する当期純利益につきましても減損損失等の計上により、前回予想を下回る見込みであります。（注）上記予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後さまざまな要因によって予想数値と異なる場合があります。