豪ドル
豪ドルは今週(2/4の週)、大幅に下落。対米ドルや対円で約1カ月ぶりの安値を記録しました。RBA(豪中銀)が金融政策スタンスを“引き締め方向”から“中立”へとシフトしたことが主因です。
ロウRBA総裁は6日の講演で、「次の政策変更は、利上げと利下げのいずれもあり得る」と述べ、「失業率の上昇が持続し、インフレ率が目標に近づかなければ、ある時点で利下げが適切になる可能性もある」と語りました。ロウ総裁らRBA当局者はこれまで、金融政策の次の一手は“利下げよりも利上げの可能性が高い”との見方を示していました。
RBAは8日に金融政策報告を公表。2019年と2020年の豪GDP成長率やインフレ率の見通しを18年11月時点から下方修正し、豪住宅市場の減速がかなりの不確実性をもたらしているとの見方を示しました。
市場では、RBAの次の一手は利下げとの観測がありました。ロウ総裁の発言や金融政策報告を受けて、利下げ観測は一段と高まるとみられ、豪ドルはさらに下値を試す可能性があります。目先の下値メドとして、豪ドル/米ドルは0.6979米ドル(1/2安値)、豪ドル/円は76.95円(1/7安値)が挙げられますが、その水準を割り込む可能性もあります。
ムニューシン財務長官やライトハイザーUSTR(米通商代表部)代表ら米国の交渉団が来週、北京を訪問して中国側と通商協議を行う予定です。通商協議に関して新たなニュースが出てくれば、豪ドルが反応する可能性があります。
ロウRBA総裁は6日の講演で、「次の政策変更は、利上げと利下げのいずれもあり得る」と述べ、「失業率の上昇が持続し、インフレ率が目標に近づかなければ、ある時点で利下げが適切になる可能性もある」と語りました。ロウ総裁らRBA当局者はこれまで、金融政策の次の一手は“利下げよりも利上げの可能性が高い”との見方を示していました。
RBAは8日に金融政策報告を公表。2019年と2020年の豪GDP成長率やインフレ率の見通しを18年11月時点から下方修正し、豪住宅市場の減速がかなりの不確実性をもたらしているとの見方を示しました。
市場では、RBAの次の一手は利下げとの観測がありました。ロウ総裁の発言や金融政策報告を受けて、利下げ観測は一段と高まるとみられ、豪ドルはさらに下値を試す可能性があります。目先の下値メドとして、豪ドル/米ドルは0.6979米ドル(1/2安値)、豪ドル/円は76.95円(1/7安値)が挙げられますが、その水準を割り込む可能性もあります。
ムニューシン財務長官やライトハイザーUSTR(米通商代表部)代表ら米国の交渉団が来週、北京を訪問して中国側と通商協議を行う予定です。通商協議に関して新たなニュースが出てくれば、豪ドルが反応する可能性があります。