株価はいったんあく抜け。これから上がる?【2019/01/04】

著者:横山利香
投稿:2018/12/30 11:46

個別銘柄の需給はよくない

日経平均株価は12月28日金曜日大納会、2万0,014.77円で取引を終えました。前回「底打ちを確認できない状況が続いている。あく抜け感が出るほど暴落が加速すれば、底打ちに向けた動きになる可能性を考えておきたい」と解説しました。
株価は節目の2万円、1万9,000円を割り込み、12月26日に一時は1万8,948.58円まで下落して、年初来安値を更新。目標株価以上に暴落しましたが、なんとか2万円を維持して取引を終えました。

米国の株式市場も安値を更新し、乱高下した週になりました。
ドル円相場はドルが売られた一週間でした。

気になるのは、日経平均株価の今後の動きです。

株価チャートを分析する限りでは、株価は節目の2万円を割り込んだところで投げ売り等が加速したようです。世の中がクリスマスムードで盛り上がる中、わずか二日で1,000円以上も下落しあく抜け感が出ました。20%超の暴落認定レベルに達しましたので、目先の底を打った可能性が高いでしょう。

目標上値は2万0,850円、下値は1万9,500円、それぞれプラスマイナス250円とします。

米国の株式市場も安値を更新する状況で、記録的な乱高下数値をただきだすほどの狼狽ぶりです。1月2日から取引開始です。
日経平均株価が2万円を維持する状況でも、個別銘柄は散々たる状況かもしれません。需給の改善にはしばらくは時間がかかるでしょうから、短期売買が賢明でしょう。
2019年の取引開始は、1月4日の大発会が金曜日ということもあり一日だけです。急いで取引する必要はなく、足元のトレンドを確認してからの取引でよいでしょう。

2018年は1年間ご購読いただき、ありがとうございました。
2019年も引き続きよろしくお願いします!
横山利香
認定テクニカルアナリスト(CFTe)
配信元: 達人の予想