注目銘柄ダイジェスト(前場):象印マホービン、ストライク、神戸物産など

配信元:フィスコ
投稿:2018/12/26 11:36
象印マホービン<7965>:860円(-210円)
急反落で下落率トップ。前日に18年11月期の決算を発表している。営業利益は62.5億円で前期比20.1%減益となり、ほぼ第3四半期決算時に下方修正した水準での着地となった。一方、19年11月期は62億円で同0.9%減と連続減益の見通し。競合他社との競争激化、原材料費上昇による粗利益率の悪化を見込んでいる。上半期の減益幅を大きく見るなど保守的とも受け止められず、想定以上の業績停滞をネガティブ視する動きに。


ストライク<6196>:1785円(-279円)
急落。前日に発表した第1四半期決算が嫌気されている。営業利益は2.3億円で前年同期比1.6%減益、上半期計画は7.9億円で同60.5%増益予想であり、予想外の減益スタートになっている。案件単価の上昇で売上高は増加したものの、人員増など先行投資的な費用が増加したことから、販管費が膨らんだもよう。会社側では案件状況から通期計画は十分に達成可能としている。


神戸物産<3038>:3300円(+300円)
急反発。前日に発表した11月の月次動向が買い材料視されている。売上高は前年同月比7.3%増、営業利益は同37.4%増となっている。営業利益は前月の同51.9%増に続く大幅増益で、4カ月連続での2ケタ増益となっている。19年10月期は1ケタ台の増益予想であるが、想定以上に順調なスタートと受け止められているようだ。


あさひ<3333>:1368円(+123円)
急反発。前日に発表した第3四半期決算が好材料視されている。累計営業利益は46.4億円で前年同期比14.5%増益、上半期は同7.5%の増益率にとどまっていたため、9-11月期の増益率は高まる形になっている。電動アシスト自転車など高付加価値商品の品揃え拡充が奏効している。通期業績計画達成の確度なども高まる状況とみられる。


日プロ<9651>:561円(+18円)
大幅に4日ぶり反発。19年5月期の営業利益を従来予想の4.60億円から5.50億円(前期実績5.12億円)に上方修正している。全社的に受注環境の好況が想定以上に継続していることに加え、請負化とオフショア開発の推進やプロジェクト管理の強化により生産性が向上し、利益を押し上げる見込み。前日に年初来安値を付けており、値頃感が高まっていることも買いを後押ししているようだ。


リプロセル<4978>:181円(+10円)
大幅に8日ぶり反発。再生医療製品Stemchymal(ステムカイマル)が、厚生労働省による大臣承認を経て、希少疾病用再生医療等製品として正式に指定されたと発表している。同省の部会で指定が了承されたと11月26日に公表していた。ステムカイマルは脊髄小脳失調症の症状の進行抑制効果が期待されている。指定に伴い、開発に係る経費の負担を軽減するための助成金の交付や税制措置、優先審査などの支援措置を受けられる。


アスコット<3264>:149円(+10円)
大幅に4日ぶり反発。21年9月期までの中期経営計画を策定したと発表している。同期の営業利益目標は20億円(19年9月期予想は6.58億円)。バリューアップ事業の取引量を適切にコントロールするとともに、コア事業の分譲マンション開発、賃貸マンション開発、オフィスビル開発などの不動産開発事業を強化し、収益力向上を目指す。重点戦略として、重点エリアの策定などコア事業の強化、開発地域の拡大を掲げている。


<DM>
配信元: フィスコ

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