■今後の見通し
1. 2019年9月期の業績目標
ディア・ライフ<3245>の2019年9月期通期の業績は、経常利益で3,000百万円(前期比2.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益で2,000百万円(同20.6%減)を目標とする。特殊事情としては、2019年9月期予想にはパルマが連結されていないことと、前期の親会社株主に帰属する当期純利益にはパルマの株式譲渡益が含まれていたことである。売上高と営業利益に関しては、例年同様に業績目標を公開していない。売上高の目標を開示していない理由は、リアルエステート事業において物件売却手法が多彩であることにより不確定要素が多いこと、中期経営計画同様、目標指標が売上高ではなく、経常利益としているためだ。
リアルエステート事業では、これまでの戦略どおり都市型マンションを中心に東京圏での不動産開発・投資事業規模の拡大を継続する。また、新たな中期経営計画では「継続安定収益アセットのストック強化」が打ち出された。これまでも収益不動産への投資は一部で行われてきたが、健全な財務基盤を生かして投資割合が増えていくことが予想される。住居系が主体と考えられるが、シニア・宿泊分野などにも投資の対象となりそうだ。セールスプロモーション事業では、派遣職種の幅を広げ、受託拡大につなげていく。アウトソーシングサービス事業(関連会社となったパルマ)は連結から外れ、上記2セグメントで計画達成を目指す。
40物件、事業規模265億円分の仕入れに成功
2. 仕入れと開発プロジェクト
同社では、開発プロジェクト用地及び収益不動産の仕入れを積極的に進めている。その成果として、前期を約65%上回る事業規模265億円の不動産を取得した。物件数ベースでは40物件、開発プロジェクト用地や収益不動産が含まれる。主な物件は東京23区に集中しており、公約どおり東京圏エリアに絞った厳選した仕入れとなっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
<RF>
1. 2019年9月期の業績目標
ディア・ライフ<3245>の2019年9月期通期の業績は、経常利益で3,000百万円(前期比2.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益で2,000百万円(同20.6%減)を目標とする。特殊事情としては、2019年9月期予想にはパルマが連結されていないことと、前期の親会社株主に帰属する当期純利益にはパルマの株式譲渡益が含まれていたことである。売上高と営業利益に関しては、例年同様に業績目標を公開していない。売上高の目標を開示していない理由は、リアルエステート事業において物件売却手法が多彩であることにより不確定要素が多いこと、中期経営計画同様、目標指標が売上高ではなく、経常利益としているためだ。
リアルエステート事業では、これまでの戦略どおり都市型マンションを中心に東京圏での不動産開発・投資事業規模の拡大を継続する。また、新たな中期経営計画では「継続安定収益アセットのストック強化」が打ち出された。これまでも収益不動産への投資は一部で行われてきたが、健全な財務基盤を生かして投資割合が増えていくことが予想される。住居系が主体と考えられるが、シニア・宿泊分野などにも投資の対象となりそうだ。セールスプロモーション事業では、派遣職種の幅を広げ、受託拡大につなげていく。アウトソーシングサービス事業(関連会社となったパルマ)は連結から外れ、上記2セグメントで計画達成を目指す。
40物件、事業規模265億円分の仕入れに成功
2. 仕入れと開発プロジェクト
同社では、開発プロジェクト用地及び収益不動産の仕入れを積極的に進めている。その成果として、前期を約65%上回る事業規模265億円の不動産を取得した。物件数ベースでは40物件、開発プロジェクト用地や収益不動産が含まれる。主な物件は東京23区に集中しており、公約どおり東京圏エリアに絞った厳選した仕入れとなっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
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