NY株安を嫌気し下値模索 20800-21100のレンジ◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

著者:加藤あきら
投稿:2018/12/18 08:21

NY株安を嫌気し下値模索

●17日のNY株式市場は大幅続落。2日間で1000ドル超の下落となり、3月につけた終値ベースの年初来安値(2万3533ドル)に接近した。ナスダック指数は年初来安値を更新。朝方発表の12月のニューヨーク連銀製造業景況指数が大きく下振れし、さらにマレーシアの政府系ファンドの不正に関連してゴールドマン・サックスの元従業員が刑事訴追されたことや英オンラインファッション小売りのASOS(エイソス)が「今年のクリスマス商戦は絶望的な出足」と述べ、利益見通しを下方修正し投資家心理が悪化。FOMCを控えて、終始売りが先行し下げ幅を拡大して引ける。

ダウ工業株     23592.98(-507.53)▼2.11%
ナスダック      6753.73(-156.94)▼2.27%
S&P500     2545.94(-54.01) ▼2.08%

●本日の日経平均はNY株安を嫌気し下値模索と読む。CME日経平均先物の終値は2万1085円で、昨日の東京市場の日経平均終値2万1506円と比べ420円ほど安い水準。前週末の大阪取引所の日経平均先物終値は2万1000円。

日経平均株価と上下の節目

●2万1506円 昨日終値
 2万1489円 5日線
 2万1085円 CME日経平均先物
 2万0971円 10月26日安値

●今週の主な予定 

18日(火)
独Ifo景況感指数(12月)
米住宅着工件数(11月)

19日(水)
日本貿易収支(11月)
英消費者物価指数(11月)
米経常収支(第3四半期)
米中古住宅販売件数(11月)
FOMC声明、経済予測公表、パウエルFRB議長会見
ソフトバンク、東証1部に新規株式公開

20日(木)
日銀政策金利、黒田日銀総裁会見
英中銀政策金利
米景気先行指数(11月)

21日(金)
日本消費者物価指数(11月)
米個人所得支出(11月)
米GDP確報値(第3四半期)
米暫定予算期限

※予定は変更することがあります。
配信元: 達人の予想