NECは新値圏で異彩の強さ、19年3月期増額修正含みで株式需給面の思惑も
NEC<6701.T>が反発。12月に入り全体相場が波乱含みに下げるなかで、主力株の一角で異彩の強さを発揮している。週明け10日に日経平均は459円安、前日も71円安と2日間で530円も水準を下げたが、同社株はわずかに下値を切り下げただけ。前日は朝方に3700円まで上値を伸ばし、逆風顕著な電機セクターの225採用銘柄にもかかわらず、2年11カ月ぶりの高値を更新するという離れ業をやってのけた。同社は通信インフラ分野の国内トップメーカーで、2020年の東京五輪関連の公共向けシステムで受注を伸ばしており、19年3月期営業利益500億円(前期比21.7%減)は保守的に過ぎるとの見方が強い。また、株式需給面では大型株でも全体指数に連動しにくい特性から、国内外の年金の組み入れ対象として買いを誘導しているという観測もある。
出所:minkabuPRESS
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