<1850> 南海辰村建設
四季報によると、6月末繰り越し工事高は前年同期比11%増の331億円と高水準。新規受注は前期並み417億円。完工はマンション建築が好調。ただ労務費や資材費の上昇で営業増益小幅。減損なく純益膨らむ。建物診断や長期修繕計画のプラニング等の提案を行い、マンションリフォーム工事の拡大に努める。鉄道補修や駅舎等の親会社関連の受注拡大に注力。
10月30日発表時点。2019年3月期本決算予想は、2018年3月期比で営業利益+2.3%の23.40億円、経常利益+2.7%の22.60億円の増収・増益の見通し。
2013年7月30日の400円(併合前40円)を安値に、ゆるやかに下値を切り上げています。上値は2013年10月30日の940円(併合前94円)、2015年4月27日の890円(併合前89円)、2018年1月16日の970円(併合前97円)と3山を形成して、10月29日の499円まで下げ、11月8日に553円で買転換となり、11月25日(日)に大阪万博決定で11月26日(月)に買いが集まって653円まで上昇し、押し目を形成しています。
<1871> ピーエス三菱
四季報によると、橋梁や高速道路軸に手持ち工事豊富だが、前期の大型土木工事剥落し完工減。公共工事は受注環境好調だが民間軸に受注競争激化し採算も伸び悩む。資材費高もきつく営業減益。ただ会社計画は保守的。北陸自動車道魚津―黒部間の大規模更新工事をNEXCO中日本より37・9億円で受注。高速道路維持更新事業が本格化、今後も大型工事の受注にらむ。
11月8日発表時点。2019年3月期本決算予想は、2018年3月期比で営業利益-24.6%の41億円、経常利益-26.3%の39.40億円と減収・減益の見通しとなっています。当期の見通しは営業利益で-30.1%の38億円、経常利益-30.8%の37億円でしたので、その後やや上昇修正されている形です。
同社は、土木建築工事を手掛け、PC(プレストレストコンクリート)橋梁工事に強みを持っています。政府の国土強靭化推進の中で堅調な転換が続いています。9月中間決算は上方修正され、来期以降は公共事業の恩恵が期待できます。
2012年11月13日の305円を安値に、アベノミクス相場にサポートされて、2013年1月8日の635円まで上昇するものの、ここがいったんのピークとなって6月27日の326円まで下落し、上値を切り下げる直角三角形の保ち合い(A)へ移行しました。この中で2016年9月21日の347円を安値に急騰し、今年の1月12日に1017円をつけてピークとなり、下げトレンド(B)へ転換しました。一方的な下げの中で8月21日の486円で底打ちし、反転となって10月17日に614円で買転換となり、11月12日の738円まで上昇後、12月4日に短期の売転換となって押し目に入りました。
<2168> パソナグループ
四季報によると、人材紹介はコンサルタントの採用難で反落。が、収益柱の福利厚生代行はNTTグループ向けの提供開始で一段増。人材派遣もRPA(業務自動化)など専門人材の引き合い強い。地方創生など新規事業の赤字幅縮小も効き営業益続伸。連続増配。新会社立ち上げ、大手企業のOB軸にシニアの派遣・紹介を強化。全国15の育成拠点を開設するなどRPAに注力。
10月5日発表時点。2019年5月期本決算予想は、2018年5月期比で営業利益+26.9%の83億円、経常利益+26.7%の84億円の5期連続の増収・増益の見通し。
現在は、2016年2月12日の542円を安値とする上昇トレンド(A)と2018年1月15日の2622円を高値とする下降トレンド(C)との三角保ち合い(E)の中にあります。上昇トレンド(A)の中で2017年1月23日の745円を安値に角度の大きい上昇トレンド(B)へ移行し、この中で2015年1月15日に2622円でピークをつけ、2月13日の2150円まで押し目を入れてボックス圏のもみあい(D)となり、4月3日の2393円を高値に下放れとなりました。7月12日の1608円まで下げて7月18日の1995円まで反発後、再下落となって11月21日の1228円まで下げ、上昇トレンド(A)にサポートされて反発し、12月3日に1418円で買転換となっています。
<2337> いちご
四季報によると、柱の不動産再生は取得環境厳しいが、不動産オーナー向け軸に積み増す。価値向上で賃料収入増。町田の商業ビルなど売却益も拡大。関東最大級の太陽光発電が通期貢献。営業益好反発。連続増配。築39年の物件を全面改修し、新宿に自社デザインホテルを開業。広島、札幌でも借地で同ホテルを建設計画。客室の価格設定を行うAIシステムを今秋稼働。
10月11日発表時点。2019年2月気本決算予想は、2018年2月期比で営業利益+19.9%の250億円、経常利益+14.7%の220億円の増収・増益の見通し。不動産:アセットマネジメント、クリーンエネルギー。
2014年10月17日の212円の安値からの上昇トレンド(A)の中にあります。この中で2015年9月7日の228円を安値に大幅上昇となり、2016年4月20日に530円の高値をつけ下降トレンド(B)へ転換しました。この下降トレンド(B)の中で2017年4月6日の302円まで下げて小さな三角保ち合い(C)となり、ここを上放れて下降トレンド(B)も突破し、今年の7月18日の551円まで上昇し、ここでいったんピークとなり大幅下落となりました。その後、10月16日の343円まで下げて上昇トレンド(A)サポートされ反発となって12月3日に409円で買転換となったものの日米の株価の急落につれ安しています。
<4061> デンカ
四季報によると、合成ゴムは定期修繕で数量減でも原材料価格上昇を転嫁。電子回路基板や導電性カーボンブラックが数量増。労務費増や研究開発費負担こなす。最高純益。インフルエンザワクチン製造設備増強、インフルエンザ関連事業売上200億円に1・5倍増へ。高圧ガス工業と溶解アセチレン製造合弁設立。コレステロール自動分析装置用測定試薬を米国販売開始。
11月7日発表時点。2019年3月期本決算予想は、2018年3月期比で営業利益+7.0%の360億円、経常利益+7.9%の340億円の2期連続の増収・増益の見通し。化学:エラストマー、機能樹脂、インフラ・ソーシャル、電子・先端。
2012年11月9日の1215円(併合前243円)を安値として上昇トレンド(A)を形成。この中で2015年5月27日の2915円(併合前583円)、8月18日の2920円(併合前584円)、11月9日の2905円(併合前581円)と三尊天井をつくって反落となり、2016年2月12日の1835円(併合前367円)で底打ちとなりました。ここから6月24日の1955円(併合前391円)、10月12日の2050円(併合前410円)と順上げの3点底をつけて上昇トレンド(B)に転換し、今年の1月9日の4700円でピークをつけました。この後、反落となったあと5月18日の4440円まで戻し、下降トレンド(C)となっています。この中で11月20日の3330円まで下げて反発し、12月3日に3725円まで反発して買転換したあと再び押し目となっています。
関連銘柄
銘柄 | 株価 | 前日比 |
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1850
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302.0
(11/13)
|
-2.0
(-0.65%)
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1871
|
1,050.0
(11/13)
|
+3.0
(+0.28%)
|
2168
|
1,950.0
(11/13)
|
-20.0
(-1.01%)
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2337
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400.0
(11/13)
|
-7.0
(-1.71%)
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4061
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2,040.0
(11/13)
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+2.0
(+0.09%)
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