<話題の焦点>=障害者就労支援株に妙味、ESGで注目度高まる

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2018/11/08 12:10
<話題の焦点>=障害者就労支援株に妙味、ESGで注目度高まる  障害者就労支援銘柄への市場の関心が高まっている。障害者雇用促進法では、企業や行政機関に、一定以上の規模の事業者には定められた割合の障害者を雇用することが義務付けられている。この4月からは同法は改正され、企業の法定雇用率は2.0%から2.2%に引き上げられた。

 しかし、今夏以降、中央省庁から障害者雇用の水増しが相次いで発覚した。これに伴い、中央省庁を中心に障害者雇用が進むとの見方が浮上。株式市場でも障害者就労支援関連銘柄へ物色の矛先が向かった。もっとも日本の障害者雇用は欧米の先進国に比べて遅れており、今後の就労支援余地は大きい。特に、ESG(環境・社会・ガバナンス)投資の流れが急拡大するなか、障害者の就業率の高い企業や障害者支援を促進する企業に積極的に投資する動きが高まっている。障害者就労支援は、中長期スタンスの息の長い投資テーマとして注目されそうだ。

 LITALICO<6187.T>は、障害者の就労支援を手掛けており、教育支援やキャリア開発支援、福祉施設に対する業務支援など幅広い事業を展開している。ウェルビー<6556.T>は障害を持つ人などの職業訓練や求職活動など就労移行支援事業を展開。希望職種への就職成功率で高い実績を持つ。エスプール<2471.T>は人材派遣業を手掛けるとともに、障害者雇用支援サービスを展開。障害者専用の企業向け貸し農園「わーくはぴねす農園」を運営している。パーソルホールディングス<2181.T>は子会社に障害者雇用を促進させるパーソルチャレンジを擁する。また、アドバンテッジリスクマネジメント<8769.T>も、就業障害者支援事業を手掛けている。

出所:minkabuPRESS
配信元: みんかぶ

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