豪ドル
豪州の9月雇用統計が10月18日に発表されました。結果は失業率が5.0%と、市場予想の5.3%を下回り、2012年4月以来の低水準を記録。雇用者数は前月比0.56万人増と、市場予想の1.50万人増を下回りました。
失業率の低下が好感され、豪ドルは雇用統計発表後に上昇したものの、上昇は長続きしませんでした。米国の株安や米国とサウジアラビアの関係悪化への懸念などから、リスク回避の動き(リスクオフ)が強まったことが要因です。豪ドルは、リスク意識の変化(リスクオン/オフ)に反応しやすいという特徴があります。豪ドルにとって、リスクオンはプラス材料、リスクオフはマイナス材料と考えられます。
中国株や人民元の動向にも要注意です。上海総合指数は10月18日に3年11カ月ぶりの安値を記録し、人民元は対米ドルで下落傾向にあります。上海総合指数や人民元が一段と下落すれば、中国をめぐる懸念からリスクオフが強まる可能性もあります。
また、ターンブル豪前首相の議員辞職に伴う下院補欠選挙が10月20日に行われます。豪ドルはその結果に反応する可能性があります。与党・保守連合(自由党、国民党)は補選に敗れた場合、議会の過半数を割り込むことになります。豪政治の先行き不透明感から、豪ドルには下落圧力が加わる可能性があります。補欠選挙の結果次第では、週明け月曜日(22日)の為替市場は「窓をあける」可能性があるため、注意が必要です。
失業率の低下が好感され、豪ドルは雇用統計発表後に上昇したものの、上昇は長続きしませんでした。米国の株安や米国とサウジアラビアの関係悪化への懸念などから、リスク回避の動き(リスクオフ)が強まったことが要因です。豪ドルは、リスク意識の変化(リスクオン/オフ)に反応しやすいという特徴があります。豪ドルにとって、リスクオンはプラス材料、リスクオフはマイナス材料と考えられます。
中国株や人民元の動向にも要注意です。上海総合指数は10月18日に3年11カ月ぶりの安値を記録し、人民元は対米ドルで下落傾向にあります。上海総合指数や人民元が一段と下落すれば、中国をめぐる懸念からリスクオフが強まる可能性もあります。
また、ターンブル豪前首相の議員辞職に伴う下院補欠選挙が10月20日に行われます。豪ドルはその結果に反応する可能性があります。与党・保守連合(自由党、国民党)は補選に敗れた場合、議会の過半数を割り込むことになります。豪政治の先行き不透明感から、豪ドルには下落圧力が加わる可能性があります。補欠選挙の結果次第では、週明け月曜日(22日)の為替市場は「窓をあける」可能性があるため、注意が必要です。