午後:債券サマリー 先物は小反落、日銀オペ減額懸念で上値重い

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2018/10/18 16:15
 18日の債券市場で、先物中心限月12月限は小反落。日銀の国債買いオペ見直し観測がくすぶるなか、上値の重い相場展開だった。

 17日の米債券相場が下落した流れを引き継ぎ、債券先物は小幅安でスタート。その後、日経平均株価の軟化を手掛かりに持ち直す場面もみられたが、上値を買う勢いには乏しかった。この日に実施された20年債入札は応札倍率が前回を上回るなど順調な結果となったものの、日銀オペの減額懸念が上値を抑えている状況。来週には22日に「国の債務管理の在り方に関する懇談会」、23日に「市場調節に関する懇談会」が予定されており、積極的には動きにくいといった様子だった。

 この日の先物12月限は150円17銭で始まり、高値は150円20銭、安値は150円11銭、終値は前日比1銭安の150円18銭。出来高は2兆8497億円となった。

 現物債の利回りは、10年債が前日比0.005%上昇の0.150%、20年債が同0.010%上昇の0.680%、30年債が同横ばいの0.910%だった。


出所:minkabuPRESS
配信元: みんかぶ