<話題の焦点>=医薬品開発支援、国内製薬会社の外注比率に拡大余地

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2018/09/27 12:10
<話題の焦点>=医薬品開発支援、国内製薬会社の外注比率に拡大余地  医薬品開発支援は、医薬品や医療機器などの臨床試験に関連した一部または全部を代行支援する事業で、CRO(Contract Research Organization)と略称される。具体的には、臨床試験の企画支援やモニタリング、データマネジメント、統計解析、薬事申請などを担っている。日本の製薬会社の外注率は欧米に比べまだ低いことから、日本においてもアウトソーシング需要の拡大が見込まれる。

 関連銘柄としては、国内の医薬品開発支援の先駆的な存在で、医薬品受託製造や長期収載品承継事業育成を手掛ける大手のシミックホールディングス<2309.T>にまず注目したい。さらに、新薬の臨床試験を請け負う受託業務を行うEPSホールディングス<4282.T>、医薬品などの非臨床試験(安全性試験、薬効薬理試験など)を主力とするイナリサーチ<2176.T>、抗疲労食品・飲料の直販と、化粧品が主力で、評価試験や医薬品臨試受託を手掛ける総医研ホールディングス<2385.T>、SMO(医療機関向け治験支援)が主力のアイロムグループ<2372.T>、前臨床試験(動物を使って有効性・安全性を調べる)受託最大手の新日本科学<2395.T>などがある。

 また、WDBホールディングス<2475.T>は理学系研究職派遣を主力とし、現在はCRO事業の規模は小さいものの海外企業の買収などにより成長分野として育成中。神戸天然物化学<6568.T>は、医薬分野や情報電子分野向けの有機化学品の製造受託が主な事業で、顧客が製品開発や製造販売のために行う研究や開発、生産に必要とされる中間体や原料を供給している。

出所:minkabuPRESS
配信元: みんかぶ

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