■株主還元・資本政策
日本プロセス<9651>は無借金経営で、かつキャッシュリッチな企業。先行き、経営を取り巻く環境が厳しい状況になっても乗り切れるように、内部留保は潤沢にしているが、その一方で、株主還元にも前向きな姿勢を示している。
2017年5月期の配当は年間50円を実施した。このうち15円分は創立50周年を迎えての記念配当であるため、本配当に関しては2016年5月期の35円を据え置いた格好となっている。続く2018年5月期については、上期に20円、1対2の株式分割を実施した後の下期は10円で、本配当の部分は増配になっている。
2019年5月期の見通しは、実質的に前期と同額の年20円配。配当性向は、2018年5月期が62.7%、2019年5月期予想が58.7%と株主に手厚い配当政策となっている。会社側では、配当に関して安定的に実施する一方、配当性向は50%以上を目標として掲げており、現状の高い水準は一時的なものではない。
■自己株式の取得・消却を実施
次のような資本政策を実施しており、今後も株主還元を含めて、自己株式の有効活用を進めるとしている。
■自己株式の取得/保有/消却に関する基本方針を公開(2017年9月29日)
・自己株式422,674株(発行済み株式の7.4%)を消却(2017年10月31日)
・1対2の株式分割を実施(2017年12月1日)
・自己株式20万株、総額172,093,400円の自己株式を取得(2018年5月7日~6月22日)
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水野 文也)
<MH>
日本プロセス<9651>は無借金経営で、かつキャッシュリッチな企業。先行き、経営を取り巻く環境が厳しい状況になっても乗り切れるように、内部留保は潤沢にしているが、その一方で、株主還元にも前向きな姿勢を示している。
2017年5月期の配当は年間50円を実施した。このうち15円分は創立50周年を迎えての記念配当であるため、本配当に関しては2016年5月期の35円を据え置いた格好となっている。続く2018年5月期については、上期に20円、1対2の株式分割を実施した後の下期は10円で、本配当の部分は増配になっている。
2019年5月期の見通しは、実質的に前期と同額の年20円配。配当性向は、2018年5月期が62.7%、2019年5月期予想が58.7%と株主に手厚い配当政策となっている。会社側では、配当に関して安定的に実施する一方、配当性向は50%以上を目標として掲げており、現状の高い水準は一時的なものではない。
■自己株式の取得・消却を実施
次のような資本政策を実施しており、今後も株主還元を含めて、自己株式の有効活用を進めるとしている。
■自己株式の取得/保有/消却に関する基本方針を公開(2017年9月29日)
・自己株式422,674株(発行済み株式の7.4%)を消却(2017年10月31日)
・1対2の株式分割を実施(2017年12月1日)
・自己株式20万株、総額172,093,400円の自己株式を取得(2018年5月7日~6月22日)
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水野 文也)
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