バリューＨＲ、今期経常を38％上方修正

　バリューＨＲ <6078> が8月14日昼(12:30)に決算を発表。18年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益は前年同期比44.3％減の1.2億円に落ち込んだ。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の2.5億円→3.5億円(前期は4.4億円)に37.9％上方修正し、減益率が42.9％減→21.2％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常利益は前年同期比0.9％増の2.3億円とほぼ横ばいの計算になる。

　直近3ヵ月の実績である4-6月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比5.5％増の1.1億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の12.3％→13.7％に上昇した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　当第２四半期の業績につきましては、売上高は健康経営や働き方改革の推進、データヘルス計画の取り組み強化などを背景に企業や健康保険組合を対象とした健診代行や保健事業支援等において、新規の受託及び既存顧客からのサービスの追加受注が進み、当初の予想を超えて好調に推移しました。その結果、利益面では、健診予約や健診結果管理をはじめとする健康管理システム利用収入の増加が利益率を押し上げたほか、顧客サービス機能拡充の一環として実施したデータ管理システム改修に対し、補助金交付を受けたことも利益の押し上げに寄与し、当初予想を大幅に上回り推移しております。これらの結果、平成30年12月期通期の業績予想につきましては、第２四半期の決算進捗状況を踏まえ、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益の予想数値を上方修正いたします。（注）上記の業績予想につきましては、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績は今後様々な要因により上記数値と異なる可能性があります。