クリヤマHD、上期経常を一転21%増益に上方修正

配信元:株探
投稿:2018/08/03 15:00
 クリヤマホールディングス <3355> [東証2] が8月3日大引け後(15:00)に業績修正を発表。18年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益を従来予想の12.6億円→16.3億円(前年同期は13.4億円)に29.4%上方修正し、一転して20.8%増益見通しとなった。
 なお、通期の経常利益は従来予想の28億円(前期は23.5億円)を据え置いた。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  当第2四半期(累計)の連結業績につきましては、当初業績予想を検討した際には、北米経済が堅調である事は認識していたものの、トランプ政権の経済政策を懐疑的に見ている市場の噂もあったため、業績予想は容易ではありませんでした。しかしながら、堅調な北米経済を背景に、北米事業におきましては農業市場・建設市場向けホースや飲料用ホース、オイル&ガス市場向けホースなど、全てのホース販売が堅調に推移いたしました。また、アジア事業におきましても、産業資材事業の排ガス規制に対応する尿素SCRセンサー及びモジュールタンクの売上が好調に推移したことや日本国内のインフラ投資も旺盛な事から、スポーツ建設資材事業が総じて好調に推移し、売上高は概ね業績予想通りとなりました。 利益面では期初に想定していた原材料価格の高騰による影響が比較的小さかったこと、為替相場においてはドルに対して各通貨が弱含んだため、ドル建て資産において為替差益が出たことや、大幅なアルゼンチンペソ安も同様の理由から為替差益を生み出した事が増益要因となっております。特に四半期純利益は業績予想を大きく上回る見込みとなりましたが、これは業績予想策定時に、北米の減税効果が未確定であったため、それを見込んでいなかった事が主な要因であります。以上により前回発表予想を修正いたします。 なお、通期連結業績予想につきましては、当社は北米事業の占める売上比率が高く、今後のトランプ政権の動向を引き続き注視する必要があること、また、為替や原油価格の動向も不透明であることを勘案し、現時点では前回発表予想を据え置き、見直しなどが必要と判断した場合には速やかに開示いたします。 また、第3四半期以降の想定為替レートは下記の通り、実勢相場を反映したものに変更しております。 【ご参考】  想定為替レート  [今回改訂]  1米ドル=110円  [前回公表時] 1米ドル=115円(注)上記の業績予想につきましては、現在入手可能な情報に基づき作成しており、最終の業績は今後の様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。
配信元: 株探

関連銘柄

銘柄名称 株価 前日比
1,260.0
(06/26)
-6.0
(-0.47%)