フランスベッドHD---1Q増収・2ケタ増益、メディカルサービス事業が順調に推移

配信元:フィスコ
投稿:2018/08/01 16:15
フランスベッドホールディングス<7840>は31日、2019年3月期第1四半期(18年4-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比0.9%増の125.04億円、営業利益が同10.0%増の5.84億円、経常利益が同11.5%増の5.69億円、親会社に帰属する四半期純利益が同28.8%増の4.18億円となった。

メディカルサービス事業の売上高は前年同期比3.7%増の71.36億円、営業利益は同32.9%増の5.70億円となった。在宅介護向けに前年度より販売及びレンタルを開始した「自動寝返り支援ベッドFBN-640」の認知度の向上に注力するとともに、販売及びレンタルの拡大を図った。また、前年度より投入した高品質の家具調介護ベッド「グランマックス」の展開など、特殊寝台の品揃えの充実により利用者の選択肢の拡大と顧客満足度の向上に努めた。さらに、シルバーカー、ショッピングカート「ラクティブ」シリーズなど、アクティブシニア向けブランド「リハテック」の商品拡充を行うとともに、「いきいき健康フェア」を開催し商品販売に取り組むなど、介護保険制度外の売上獲得に向けた体制の構築にも注力した。病院・福祉施設等は、新築や入替のベッド需要等の獲得に向け、前年度より販売を開始した「見守りケアシステムM-2」や、「自動寝返り支援ベッドFBN-640N」の促進にも継続的に注力した。

インテリア健康事業の売上高は同3.4%減の45.52億円、営業利益は同99.7%減の0.00億円となった。主力の家具販売店向けの展開が苦戦を強いられるなか、従来取引の無かった業態への販路拡大を推進するとともに、自社グループショールームを利用した、取引先との各種展示販売会などに注力し、収益力の向上に努めた。前年度より継続的に推進している高付加価値商品の拡販は、東洋紡<3101>と共同開発した「ブレスエアーエクストラ(R)」を採用した「ブレスエアーマットレスシリーズ」や、同社が独自開発した新技術「PRO・WALL(プロウォール)」を導入したマットレスの販売に注力した。また、シティホテルなどの新規開業需要に対しては、最高級ベッドブランド「スランバーランド」の販売が好調に推移した。さらに、インバウンド需要に対する新規開業のほか、既存ホテルの客室リノベーション需要に対して、「スタッキングベッド」や「デイベッド」などを展開し、売上拡大を図った。なお、セグメント全体では、家具販売店向けの業績の落ち込みを上記施策等でカバーすることができず、減収減益となった。

2019年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比1.1%増の530.00億円、営業利益が同7.4%増の28.00億円、経常利益が同4.7%増の27.30億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同5.8%減の17.00億円とする期初計画を据え置いている。

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配信元: フィスコ

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