ダウ平均は反発 好決算でマイクロソフトが上昇＝米国株前半

NY株式20日（NY時間12:41）
ダウ平均　　　25097.67（+33.17　+0.13%）
ナスダック　　　7836.73（+11.43　+0.15%）
CME日経平均先物　22590（大証終比：-130　-0.58%）

　きょうのＮＹ株式市場でダウ平均は反発。トランプ大統領が５０００億ドル規模の中国からの輸入品に制裁関税を発動する用意があるとの発言もあり、序盤は売りが先行した。

　ただ、今度はトランプ大統領のＦＲＢの利上げやドル高に苦言を呈したツイートもあり、為替市場でドル売りが強まる中、ダウ平均もプラスに浮上している。また、マイクロソフトの決算が好調だったことでＩＴ・ハイテク株の一角も底堅く推移しており相場をサポート。

　決算については、Ｓ＆Ｐ５００採用銘柄のうち１５％ほどが発表を終えているが、そのうちの８５％近くが予想を上回る決算を発表している。ここ数四半期は７５％程度だった。アナリストからも増益見通しを上方修正する動きも出ているようだ。
　
　ダウ採用銘柄ではマイクロソフトのほか、ＪＰモルガン、ゴールドマンが上昇しているほか、ビザ、アメックスも堅調。一方、ＩＢＭ、シスコ、インテルが軟調なほか、キャタピラー、エクソンモービルも下げている。

　ナスダックも反発。マイクロソフトが最高値を更新しており株価指数をサポートしているほか、アマゾン、フェイスブックも堅調。一方、ネットフリックス、テスラ、マイクロンが下落している。

　ＧＥが続落。取引開始前に４－６月期決算を発表しており、１株利益、売上高とも予想を上回ったものの、２０１８年度のフリーキャッシュフロー（ＦＣＦ）の見通しを下方修正したことが嫌気されている。

　バイオ医薬品のＰＴＣセラピューティクスが大幅高。アナリストが、ニューロン遺伝子治療を手掛けるアジリス・バイオセラプティクスの買収は、現在の研究開発や商業化の展開の中、適宜適切だと評価した。

　靴製造販売のスケッチャーズＵＳＡが大幅安。４－６月期決算を発表しており、既存店売上高や１株利益が予想を下回ったことを嫌気している。

ＧＥ　13.12（-0.61　-4.44%）
ＰＴＣ　39.48（+2.93　+8.00%）
スケッチャーズＵＳＡ　26.10（-7.15　-21.50%）

アルファベット（C）　1189.35（+2.39　+0.20%）
フェイスブック　210.00（+1.91　+0.92%）
ネットフリックス　361.78（-2.45　-0.67%）
テスラ　315.41（-4.82　-1.51%）
アマゾン　1821.06（+8.09　+0.45%）
エヌビディア　251.86（-0.17　-0.07%）
ツイッター　43.32（-0.12　-0.27%）

ダウ採用銘柄
J&J　125.63（-0.31　-0.24%）
P&G　78.91（+0.18　+0.23%）
ダウ・デュポン　65.93（-0.21　-0.32%）
ボーイング　356.10（+0.77　+0.21%）　
キャタピラー 138.07（-1.35　-0.96%）　
ユナイテッド　 130.62（+0.26　+0.20%）　
ビザ　140.85（+0.72　+0.51%）　
ナイキ　76.92（-0.03　-0.04%）
ウォルグリーン　64.94（-0.01　-0.02%）　
3M　202.87（+1.27　+0.63%）　
エクソンモビル　 81.41（-0.60　-0.73%）　
シェブロン　121.68（+0.01　+0.01%）　
コカコーラ　45.17（+0.06　+0.13%）　
ディズニー　111.97（-0.16　-0.14%）　
マクドナルド　157.64（+0.23　+0.15%）　
ウォルマート　87.96（+0.24　+0.27%）
ホームデポ　203.55（+0.92　+0.46%）
JPモルガン　111.68（+1.79　+1.60%）
トラベラーズ　 124.57（-0.61　-0.47%）
ゴールドマン　 231.82（+2.19　+0.95%）
アメックス　100.69（+0.52　+0.50%）　
ユナイテッドヘルス　 252.78（-0.15　-0.06%）
IBM　147.15（-2.09　-1.45%）
アップル　 192.05（+0.17　+0.09%）
ベライゾン　50.91（+0.16　+0.31%）
マイクロソフト　 106.55（+2.15　+2.04%）
インテル　51.75（-0.23　-0.44%）
ファイザー　37.18（-0.18　-0.48%）
メルク　62.30（-0.21　-0.33%）
シスコ　41.95（-0.46　-1.08%）

minkabu PRESS編集部　野沢卓美