<6473> ジェイテクト
四季報によると、富士機工フル寄与。柱のステアリングや軸受けが好調。工作機械は後半やや鈍っても、前半は国内や北米で受注高水準。円高基調に加え償却費・開発費増でも営業増益続く。連続で最高純益、増配。電動パワステの大型車等向け生産ラインを日米に続き、中国でも立ち上げへ。三菱重工業との工作機械事業提携協議中止。18年7月合意目指すも折り合わず。
4月27日発表時点。2019年3月期本決算予想は、2018年3月期比で営業利益+6.9%の870億円、経常利益+4.2%の860億円の2期連続の増収・増益の見通し。機械:機械器具部品、工作機械。
2012年11月14日の552円を安値にアベノミクス相場にサポートされて上昇トレンドを形成し、この中で2015年6月25日の2480円でピークをつけました。その後、押し目を入れて2016年12月1日の2320円で2番天井となり、下降トレンド(A)へ転換しました。この下降トレンド(A)の中で2016年7月7日の1031円で底打ちとなって上昇トレンド(B)へ移行し、この中で12月21日の2000円、2017年の3月2日の1996円とダブル天井のような形となって短期の下降トレンド(C)をつくりました。この中で8月29日の1417円を安値に反発し、11月9日に高値更新し、今年の1月23日の2088円と2番天井をつけて下落し、3月26日の1469円、7月4日の1450円と2点底をつけて7月10日の1564円で買転換となっています。短期のリバウンド狙いとなります。
<3825> リミックスポイント
四季報によると、電力売買は競争激化だが天候平準化前提に調達コスト高一服。旅行も下期に自社案件第1号のホテルが稼働。仮想通貨事業もスマホ対応効果など発現。上期のシステム改善投資こなし、営業益一段増。スマホ対応アプリリリースに続き、5月マレーシアも仮想通貨サービス開始。香港上場MH社への子会社株一部譲渡は条件折り合えず検討期間2カ月延期。
5月15日発表時点。2019年3月期本決算予想は、2018年3月期比で営業利益+200.1%の102.38億円、経常利益+204.8%の102.35億円の3期連続の増収・増益の見通し。通信:エネルギー関連、自動車関連、金融関連。
2016年~2017年前半にかけて130~335円のボックス相場(A)でしたが、2017年4月21日の197円を安値に急騰となり、6月19日の1820円の高値をつけました。ここをピークに下降トレンド(B)へ転換し、この中で今年の2月6日の598円で底打ちし、下降トレンド(B)を突破して2月26日の1153円まで上昇。ここから4月17日の776円まで押し目を入れて、上昇トレンド(C)へ移行しました。この上昇トレンドの中で5月15日の決算発表を受けて5月23日に1843円と昨年来高値を更新したところで目先材料出尽くしとなって大幅下落しています。業績からみるとリバウンドが期待できます。
<1945> 東京エネシス
四季報によると、期初受注残が豊富なうえ、売上の5割強占める東電向けで、好採算の原発安全対策工事が進捗。火力発電など補修工事も安定して稼ぐ。不採算工事への損失引当金計上なく、営業益上向く。特配廃止。受注を牽引してきた太陽光発電のピークアウト踏まえ、中小水力や地熱発電にも触手。バイオマス発電やコージェネ関連工事、原子力の取引先拡大にも注力。
4月27日発表時点。2019年3月期本決算予想は、2018年3月期比で営業利益+23.7%の52億円、経常利益+21.7%の53億円の増収・増益の見通し。建設:設備工事。
2014年2月6日の441円を安値に急角度の上昇トレンド(A)を形成し、2015年7月14日の1443円でピークをつけました。ここから9月29日の746円まで急反落となったあと、三角保ち合い(B)へ移行しました。この三角保ち合いの中で煮詰まったところの2017年4月14日の874円を安値に上放れとなり、11月9日の1383円の高値をつけ、今年の2月6日の1093円、3月8日の1095円とダブル底をつけて、5月1日の1407円まで反発し、2017年11月9日の1383円に対するダブル天井の形となって反落しています。チャートの形からみると、おおよそ1100~1380円のボックス相場(D)となる可能性があり、下限近くで買って上限近くで売るという投資スタンスになります。
<5486> 日立金属
四季報によると、自動車や半導体材料向けに特殊鋼数量増。磁性材は熊谷工場新ライン立ち上げ費用増で後退でも、耐熱鋳造部品が黒字転換、アルミホイールも赤字圧縮。電線は鉄道車両向け続伸。原材料高騰は価格転嫁で賄い、減損も縮小し営業益好転。増配も。島根・安来工場に90億円投じ、有機EL材料など特殊鋼生産能力増強。レアアースメーカーの三徳を完全子会社化。
4月26日発表時点。2019年3月期本決算予想は、2018年3月期比で経常利益+37.3%の645億円の増収・増益の見通し。鉄鋼:高級金属製品、磁性材料。
※アメリカがアルミ、鉄鋼への課税を行うため、業績の変化は様子見。悪材料の織り込み中。
2014年12月3日の2130円、2015年5月21日の2124円とダブル天井に近い形となって、①→②→③と角度をややゆるやかにしながら下落。2016年2月1日の1431円の高値からの下降トレンド③の中で、2016年7月8日の945円で底打ちとなりました。ここから短期の上昇トレンド(B)へ転換し、2017年2月15日の1697円の高値をつけて、6月19日の1389円まで押し目を入れ、下値を切り上げる直角三角形(C)の保ち合いへ移行していました。この中で今年の1月9日の1699円を高値に下降トレンド(D)となって、3月26日の1203円まで下げ、これが一段下げとなって、4月23日の1408円まで反発し、再下落となっています。7月10日に1148円で短期の買転換となっていますが、貿易摩擦を織り込むまでは様子見が基本で、2016年7月8日の945円に対するダブル底か、それとも2段下げ水準である900円どころを待ってみるところです。
<7244> 市光工業
四季報によると、国内ミニバン上級車種ランプ想定超。インドネシアは生産逼迫で新ライン移行遅延。材料費高騰だが、藤岡、中国無錫の電子ミラー貢献。持分中国ランプ好調、決算期変更で3カ月分上乗せ。最高益、増配。中部支店をヴァレオの豊田営業所と統合し、5月テクニカルセンター開設、情報共有化進め営業増強。管理システム等の統合による経費削減でもシナジー追求。
5月8日発表時点。2018年12月期本決算予想は、2017年12月期比で営業利益+111.5%の84億円、経常利益+106.0%の96億円の見通し。2月14日時点の営業利益83.8%の73億円、経常利益+73.8%の81億円から大きく上方修正済み。電気:自動車部品関連。
2014年~2016年まで、おおよそ160~340円の安値圏でのボックス相場の動きとなっていましたが、この中で2016年2月12日の159円を安値に、ゆるやかな上昇トレンド(A)となり、2016年11月9日の299円を安値にボックス圏を上放れて、上昇トレンド(B)へ移行しました。さらにこの上昇トレンド(B)の中で、今年の2月14日の859円を安値に角度の大きい上昇トレンド(C)へ移行し、5月8日の決算発表を受けて5月21日の1578円の高値更新となりました。ここをピークに目先材料出尽くしとなり、7月11日の1263円まで押し目を入れて反発しています。業績からみると大きな下げは買いチャンスといえます。
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