<動意株・16日>(大引け)=TAC、アイティフォー、ファイバーゲートなど
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アイティフォー<4743.T>後場一段高で、2006年3月以来約12年ぶりの高値圏に浮上した。同社は銀行向け債権管理システムなどで高実績を持つシステムインテグレーター。人工知能(AI)を活用したコールセンターの業務支援システムや地方銀行のカード決済業務などが収益を押し上げており、前期の21%営業増益に続き19年3月期も前期比30%増益の20億円を見込むなど絶好調だ。ブロックチェーン推進協会の会員企業で同分野における展開力にも期待がかかる。
ファイバーゲート<9450.T>=急騰。同社は15日の取引終了後、18年6月期の連結業績予想について、売上高を36億5300万円から38億3800万円(前期比37.7%増)へ、営業利益を4億200万円から5億1900万円(同44.1%増)へ、純利益を2億4000万円から2億9500万円(同41.0%増)へ上方修正したことが好感されている。レジデンスWi-Fi事業、フリーWi-Fi事業ともに堅調に推移し、第3四半期累計決算が、売上高29億400万円、営業利益5億700万円、純利益2億9200万円と従来計画を上回って推移していることが要因としている。なお、前年同期は四半期連結決算を公表していないため比較はない。
日本電子<6951.T>=大幅高で5日続伸し年初来高値を更新。同社は15日取引終了後、19年3月期通期の連結業績予想を発表した。売上高は1100億円(前期比5.2%増)、営業利益は52億円(同32.4%増)、最終利益は40億円(同11.7%減)を見込んでいる。同社グループは、中期経営計画「Triangle Plan」(16年~18年度)の諸施策を強力に推進し、受注・売上の確保とともに原価改善を確実に実施して、計画の達成に向け努力している。電子ビーム描画装置および電子ビーム蒸着用電子銃・電源や、生化学自動分析装置および免疫分析装置の拡大が見込まれる。
東洋製缶グループホールディングス<5901.T>=大幅高。同社が15日取引終了後に発表した19年3月期の連結業績予想は、売上高が8000億円(前期比1.9%増)、営業利益は340億円(同6.7%増)、最終損益は220億円の黒字(前期247億4000万円の赤字)を見込んでおり、買い安心感が広がった。また、発行済み株式数の8.9%に相当する1800万株を上限とする自社株買いと1491万2905株の自社株消却を発表しており、これを好感する買いを呼び込んでいる。
キタムラ<2719.T>=急騰。カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が15日の取引終了後、子会社CKホールディングス(東京都渋谷区)を通じてキタムラに対してTOBを実施すると発表しており、TOB価格1230円にサヤ寄せする格好となっている。CCCは現在、キタムラ株式を620万7900株(所有割合29.71%)保有し持ち分法適用会社としているが、今回のTOBは完全子会社化することで、イメージングに関わる事業開発のスピードアップを図るほか、CCCの企画力を基にした革新的な店舗開発等を通じた新たなビジネスモデルの確立を図るのが狙い。買付予定数は1468万6273株(下限772万1500株、上限設定なし)で、買付期間は5月16日から6月26日まで。TOB成立後、キタムラは所定の手続きを経て上場廃止となる予定。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:minkabuPRESS
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