ＮＣＨＤ、前期最終を一転赤字に下方修正

　ＮＣホールディングス <6236> が5月11日大引け後(16:00)に業績修正を発表。18年3月期の連結最終損益を従来予想の2.5億円の黒字→2.9億円の赤字(前の期は1.2億円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。ただ、通期の連結経常利益は従来予想の4億円→8.8億円(前の期は2.3億円)に2.2倍上方修正し、増益率が70.2％増→3.8倍に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の1.5億円の黒字→3.8億円の赤字(前年同期は2億円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　コンベヤ関連事業における電力関連、土木関連設備の納入、立体駐車装置関連の新設納入等が堅調に推移いたしましたが、平成３０年３月期の売上高は平成２９年５月１２日公表の業績予想を５８３百万円下回る１３,４１７百万円となる見込みです。営業利益・経常利益につきましては、コスト削減・経費の圧縮など徹底した合理化を推進したことに伴い、それぞれ同業績予想を３３７百万円上回る７３７百万円、同業績予想を４８７百万円上回る８８７百万円となる見込みです。親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、特別損失の計上に伴い、親会社株主に帰属する当期純利益は前回発表予想を５４１百万円下回る△２９１百万円となる見込みです。なお、通期配当予想（平成３０年３月期期末予想 無配）につきましては、変更ありません。