セントケアＨＤ［ＪＱ］（2374）が高値更新、介護に人工知能（ＡＩ）活用が注目される

　セントケアＨＤ［ＪＱ］（2374）は、9月1日に52円高の1991円と4営業日続伸、56円高の1995円と買われ7月25日につけた年初来高値1940円を更新しています。

　同社は、トータルな介護サービスを全国規模で展開していますが、同社や産業革新機構などが出資するシーディーアイ（東京・中央）が7月10日に介護現場での人工知能（ＡＩ）活用に向け愛知県豊橋市と協定を結んだことが注目されています。

　高齢化で医療・介護費は膨らみ、医療・介護費を抑える対策が急務となっていますから、高齢者が介護サービスを受けるのに必要なケアプランの作成をＡＩが支援し、サービスの質向上とプラン作成者の負担軽減につながることから、他の地方自治体へも広がるとの期待感が高まっています。

　足元の業績ですが、8月8日に発表済みの今18年3月期第１四半期業績は、営業利益が5億2300万円（前年同期比11.5％増）に着地、2ケタ増益と好調です。通期では連続最高益更新・連続増配を見込み、今期予想ＰＥＲ13倍台と割安感があります。

　チャート的には、13週移動平均線が26週移動平均線を上抜きゴールデンクロスを示現し、上値指向を強めています。2004年5月高値2233円を突破し、一段と騰勢を強めるか注目したい。

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