ダイキョーニシカワ[東1](4246)、トヨタとマツダの資本提携で思惑買い入るか
前週4日にトヨタ自動車[東1](7203)とマツダ[東1](7261)は資本提携する方向で最終調整に入ったと各紙が報じました。同日両社は、資本提携すると正式に発表。10月にトヨタがマツダに500億円で5.05%、マツダもトヨタに同額で0.25%を出資しますが、米国では共同で16億ドル(約1760億円)を投じて新工場の建設を検討。電気自動車(EV)の共同開発も進め、新工場でのEV生産も検討するようです。
ダイキョーニシカワ[東1](4246)は、バンパーなど自動車向けプラスチック部品を製造・販売していますが、マツダ向けが前期売上高の57.4%を占め、マツダはダイキョーニシカワ株を3,541千株(4.79%)保有していますので、市場の関心が向かうと思われます。
ダイキョーニシカワが手掛ける、主力のインストルメントパネル、バンパー等のほか、多くのSW類、センサー類、LED部品、ランプ等の電装部品が次世代のHV、PHV、EV車や自動運転システム等に提供されていることが注目されます。トヨタとマツダの両社は、EVの共同開発と生産も検討するようですから、今後ダイキョーニシカワが関連する部品の受注が期待出来そうです。
また、ダイキョーニシカワが、次世代車に要求されるワンランクアップの吸音性、断熱性、軽量化を目的としたセルロースナノファイバー樹脂補強材の開発を産学官の連携で行っていますから、大きく見直される可能性があります。
同社は、2015年度から18年度までの4年間を対象とする「中期経営計画」を掲げ、18年度に連結売上高1,600億円、売上高営業利益率8%以上、自己資本当期純利益率(ROE)10%以上の数値目標を掲げ、国内ビジネスを基盤に顧客の多様化とグローバル市場で事業拡大を図っています。
今週10日に今3月期第1四半期決算の発表を予定していますが、四季報では「上向く」と指摘しています。今期予想PER11倍台と割安感があり、2期ぶりに最高純益更新を視野に入れています。逆日歩のつく信用取組倍率0.13倍の売り長の好需給ですから、上昇基調を強めるか注目されそうです。
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