ベルク(9974):2017年7月21日

著者:有賀 泰夫
投稿:2017/07/21 13:00

 ベルク(9974)を前回取り上げたのは、4月末でした。その時の株価が5000円弱でした。その後、5700円まであって、現在再び5000円弱です。

 これは第1四半期決算が若干減益だったためです。

 しかし、今、同社は食品スーパーの中で一番好調な企業です。

 それではなぜ減益だったのかというと、前年同期にはゼロであった新規出店が2店あったためです。

 小売業や外食ではしばしばこのようなことがおきます。

 つまり実態は悪くないのですが、新規出店によって見かけの業績が悪いケースです。実態が悪くないのに、見かけが悪い場合に、実態を評価して、株価が下がらないケースと見かけに引っ張られて株価が下がるケースがあります。

 これは相場環境にも大いに影響を受けます。

 ただし、当然、見かけが悪いだけで下がったケースでは、その後株価が急速に戻すパターンがしばしば見受けられます。

 実は同社の場合、前年度の第3四半期決算でも、新規出店が増えて、その四半期だけ二ケタの減益となり、急落したことがあります。

 しかし、実態は全く悪くなかったため、その後株価は上昇に転じ、次の決算が出る前にはほぼ急落前の株価に戻し、次の決算が出て株価は大きく上昇しています。

 今回も同様のパターンが予想されます。

 詳細はこちらからご覧ください。
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配信元: みんかぶ株式コラム