プロスペクトがストップ高、関連銘柄も動意付く
プロスペクト[東2](3528)は、7日に30円高の71円ストップ高で3月17日につけた年初来の高値63円を更新と急騰しました。
6日大引け後に年間配当予想の上方修正を発表したことを好感した買いが入ったものです。
通期業績予想を公表していませんが、米国・ハワイで手掛けている販売用コンドミニアム(総戸数422戸)で、予約・契約率が90%を超えて順調に推移していることから、今3月期年間配当は従来予想の1円から3円(前期比2円増)と大幅に配当を引き上げる予定です。
ストップ高となったことを受け、昨年12月に発行した総額2億880万円の新株予約権(行使価格1株につき54円)の行使が進むとの見方が強まり、同社が出資する銘柄が動意付きました。
権利行使が進むことで、これまで出資していた銘柄に対して追加出資が行われるとの思惑が増幅したようです。
プロスペクト・ジャパン・ファンドが保有する福島銀[東1](8562)・大東銀[東1](8563)が動意付くなどしていましたが、このほか巴コーポ[東1](1921)・トライSTG[東マ](2178)・昭和飛[東2](7404)・シャクリーG[JQ](8205)・長野銀[東1](8521)・大和自[東2](9082)・丸八倉[東2](9313)・安田倉[東1](9324)の動きについても見ておく必要はありそうです。
参考までに中でもチャート妙味が増しているのは、テレビ通販企業の支援などを行っているトライSTG[東マ](2178)でしょうか。25日移動平均線(2042円)がサポートする形で、保ち合いを形成しています。
足元の業績は、今2月期第2四半期売上高が227億0300万円(前年同期比22.8%増)、営業利益が8億6000万円(同52.7%増)と2ケタ増収増益着地と好調です。
4月19日高値2128円を視野に捉えていますから、昨年12月高値2499円奪回も期待されそうです。
※このコラムでは、表面的な材料のほか、特に需給を作用する株主との関係に着目してコメントしています。
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リンク記事:トリケミカル[JQ](4369)が連日上場来高値、カリスマ投資家の取得で上昇に弾み(2016年3月31日)
リンク先:https://money.minkabu.jp/55136
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■トリケミカル[JQ](4369)
1130円紹介(2016/3/31)→2547円(2016/10/26)まで上昇
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