(6310)井関農機
四季報2015年夏号によると、9カ月決算。消費増税反動と米価下落で前期急落した国内農機販売が底打ち。海外は北米や仏社代理店買収の欧州拡大。退職給付変更時差異償却終了と人件費圧縮が押し上げ営業黒字復帰。変則期だが計画利益達成なら創業90周年記念配も。
底値圏での三角保ち合い(A)の中で、2012年11月中旬のアベノミクス相場をスタートに11月19日に198円で買転換となって急騰、2013年5月20日の454円まで上昇しました。ここをピークに買われ過ぎとなって6月27日の258円まで急落後、7月23日の384円まで戻すものの、下降トレンド(B)入りとなりました。2014年5月21日の244円でいったん底打ちとなって9月8日の290円まで戻すものの、業績の下方修正やTPPの進展の遅れもあって、下向きの先細三角形(C)へ移行しました。この下向きの先細三角形の中で、今年の1月16日に212円で底打ちとなり、この先細三角形を上に抜けてもみあい、6月23日に222円で2点底の形となって反発に転じつつあります。
(4203)住友ベークライト
四季報2015年夏号によると、高機能プラスチックには買収した航空機内装部品の米国ヴォーペル社が通期寄与、自動車用も北米で好調。半導体関連材料も中国や台湾のスマホ好調受け封止材が続伸。原料安も追い風。営業益伸長。
16年3月期は増収二ケタ増益見通し、1株純資産702円で現在株価は割安。
2012年2月7日の504円を高値とする下降トレンド(A)の中で、10月15日の265円を安値に11月中旬からのアベノミクス相場にサポートされて2013年5月20日の456円まで上昇しました。ここから6月17日の342円まで下げて直角三角形の保ち合い(B)を形成していましたが、煮詰まったところで横に抜け出し、2014年5月19日の356円を安値に上昇トレンド(C)へ移行しました。この上昇トレンド(C)の中で、業績上方修正を受けて今年の6月2日に600円の高値をつけ、現在押し目をつけています。信用倍率が0.56と買い残のしこりもないので、早い反発が期待できます。
(6924)岩崎電気
四季報2015年夏号によると、LEDはスポーツ施設向け投光器を拡販。工場向け高天井照明も堅調。光応用製品はFPD関連が順調。が、競争激化で採算低下がきつい。生産ライン見直しによる生産効率化も及ばず。営業益反落。営業外の退職給付会計関連費用消える。
2012年10月11日の102円を底値に11月16日の123円で買転換し、アベノミクス相場にサポートされて2013年1月16日の243円まで急伸となりました。ここから6月26日の167円まで下げたあと三角保ち合い(A)となっていましたが、この煮詰まったところで2014年1月31日の202円を安値に上放れし、3月7日に273円の高値をつけました。ここで再び三角保ち合い(B)となっていましたが、今年の3月31日の223円の安値に上放れとなり、5月20日に315円の年初来高値をつけました。その後ジリジリと調整が続いていますが、260円台はテクニカル的なポイントが多くあるところですので、買いにも有利となります。
(5702)大紀アルミニウム工業所
四季報2015年夏号によると、主力の2次合金は国内自動車生産が足元弱い。が、特殊材の拡大に加え、タイ、インドネシア上向く。アルミ市況、スクラップとも落ち着く。利幅薄いが輸入合金も収益下支え。土地売却益ない。連続増配。
2011年11月29日の397円を高値の基点、2012年11月11日の185円を安値の基点とする三角保ち合い(A)を形成しました。この中で、2014年の2月4日の233円、3月20日の232円とダブル底をつけて三角保ち合い(A)を上放れし、11月26日には350円の高値をつけました。ここから今年の1月15日の294円まで押し目を入れたあと、角度の高い上昇トレンド(C)となって、6月8日には465円となり2011年11月29日の397円を軽くクリアーしています。ここをピークに買われ過ぎやギリシャ懸念もあって大幅下落となっていますが、買い有利といえます。
(5196)鬼怒川ゴム工業
四季報2015年夏号によると、柱の国内は得意先の新車生産減少で苦戦続く。が、米州はメキシコ工場での車体シール部品増産や、防振、ホース部品生産開始が貢献し上向く。中国も欧米完成車向け供給増え拡大。営業益回復。増配。
2012年10月3日の358円を底値に10月16日に428円で買転換し、11月中旬からのアベノミクス相場にサポートされて2013年5月21日には679円まで上昇しました。業績の下方修正からここをピークに調整入りとなり、2014年4月11日の398円、10月17日の415円で2点底をつけて反発となりました。中期でのチャートをみると、358円を安値とし679円を高値とする大きな三角保ち合い(A)の形となり、この中で2点底をつけたあと今年の2月6日の478円を安値に三角保ち合い(A)の上放れとなって、6月12日には726円の年初来高値となりました。
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