(6489)前澤工業
四季報2015年春号によると、受注314億円(13%増)と回復。上下水道等の環境事業は民需開拓も進み復調。メンテナンスは復旧需要支え、バブルも堅調。労務費増補い利益好転。16年5月期は環境事業中心に手持ち残増え増益。
2012年9月13日の164円、11月15日の168円を2点底にしてアベノミクス相場にサポートされ、上昇トレンド(A)を形成しました。この中で、2013年5月14日の533円まで急騰し、ここがピークとなりました。ここから買われ過ぎとなって本格調整となり下降トレンド(B)へ移行、約1年後の2014年5月21日の282円で当面の底打ちとなり、7月16日の397円まで反発しました。ここを戻りのピークとして短期の下降トレンド(C)となっていましたが、10月16日の302円、12月16日の310円と2点底の形となって、今年の3月25日に348円で買転換となっています。
(6997)日本ケミコン
四季報2015年春号によると、主力のアルミ電解コンデンサーはPC向け停滞も、太陽光パワコン用大型品が伸びる。車載キャパシタも堅調で増益。為替差益も膨らむ。16年3月期はPC停滞続き、太陽光向けも市況不安定。だが車載キャパシタが順調に伸び連続営業増益。
15年3月期業績見通しを上方修正し、来期業績見通しも増収・増益見通し。
2012年10月11日の100円を底値に11月15日の120円で買転換となり、アベノミクス相場にサポートされて上昇トレンド(A)を形成しました。この中で、10月2日の510円で当面のピークとなり下降トレンド(B)へ移行しました。この下降トレンド(B)の中で、2014年7月18日の264円で底打ちとなり、10月16日の278円を2番底に上放れの形となって、上昇トレンド(C)を形成しています。12月8日に405円まであって今年の1月19日に319円まで押し目を入れ、再上昇となって3月2日に399円まで戻して、押し目を入れながらもみあっているところです。
(3110)日東紡績
四季報2015年春号によると、ガラスクロスなど機能材が電子材料、産業資材向けに想定以上。強化プラなど原繊材も好調。営業増益幅拡大。16年3月期は繊維の部門赤字拡大。設備材も厳しい。が、高粗利の機能材堅調。原油安追い風。営業増益。段階取得差特損など減る。
2月5日決算発表。10~12月期経常益は47%増の25.7億円。通期を従来比18%増に上方修正。
2012年10月11日の238円を安値に11月1日に273円で買転換となり、11月中旬からのアベノミクス相場にサポートされて、2013年5月22日に431円まで上昇しました。ここから6月13日の281円まで大きな調整を入れますが、すぐに切り返し中期の上昇トレンド(A)の中で角度の大きい上昇トレンド(B)となりました。この上昇トレンド(B)の中で、2013年12月3日の560円まで上昇して当面のピークとなり、2014年2月6日の406円まで下げて4月3日の485円まで戻し、その後は下降トレンド(C)へ移行しました。この下降トレンド(C)の中で、5月21日の365円、10月21日の348円、今年の1月6日の378円と三点底(逆三尊天井)となって2月6日に470円で買転換となって上放れし、3月18日には昨年4月3日の485円の戻り高値を上回る492円まであって、3月27日に462円で短期の売転換となって押し目を形成してきています。
(4224)ロンシール工業
四季報2015年春号によると、加工品が建設活況で想定超。会社営業益計画は保守的。前期に繰越損一掃し25年ぶり復配。会社2円配計画に上積みか。16年3月期は防水シートや床・壁材など加工品が堅調持続。販売競争続くが原油安に伴う原価低減も追い風で営業増益に。
・今期は25年ぶりに復配方針。
・来期業績も増収・増益が見込まれ、1株純資産は218円で割安銘柄。
2012年7月24日の70円、10月11日の72円を2点底に反発し、11月中旬のアベノミクス相場のスタートで12月7日に88円で買転換となり、2013年5月13日の163円まで上昇しました。ここから6月7日の97円まで下げて再上昇となり、2014年1月21日に191円の高値をつけました。ここをピークに行って来いの動きとなって5月19日には105円まで下落しました。現在、2012年7月24日の70円と2014年5月19日の105円を結ぶ上昇トレンド(A)の下値ラインとなっています。この105円を安値に7月14日の163円まで反発し、10月16日の127円まで下げて三角保ち合い(B)を形成しましたが、この煮詰まったところで上放れし、今年の2月23日に153円で買転換となって3月12日の188円まで上昇し、押し目となっているところです。
(7021)ニッチツ
四季報2015年春号によると、舶用機器、セメント向け高純度天然ゴムが好調。電子材料底堅く営業益復調。中国合弁も想定以上。経常益増額。16年3月期は舶用機器はフル生産続く。資源関連は結晶質石灰石が大雪の影響がなくなり上向く。営業増益。中国合弁は反動減。
15年3月期業績見通し上方修正。来期も続伸見通し。1株純資産521円で割安感強い。
2010年4月30日の257円を戻り高値にして下降トレンド(A)を形成しました。この中で、2012年11月15日の143円を安値にアベノミクス相場のスタートに合わせて2013年3月26日の196円まで上昇するものの、下降トレンドの上値斜線(A)にアタマを押さえられ、8月28日の155円まで下落となりました。しかし、ここから再上昇となって下降トレンド(A)を上に抜け、今年の3月16日には2010年4月30日の戻り高値257円を上回る259円の高値をつけ、押し目形成となっています。下値の上昇角度は、2012年11月15日の143円を安値に①→②→③→④と角度が大きくなっており、将来の上昇が期待できる形といえます。
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