ソフトブレーン Research Memo(6):財務内容は健全、収益性も高水準を維持

配信元:フィスコ
投稿:2018/03/22 15:36
■業績動向

4. 財務状況と経営指標
ソフトブレーン<4779>の2017年12月期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比481百万円増加の5,836百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産では仕掛品が78百万円、現預金が41百万円それぞれ減少したものの、受取手形及び売掛金が262百万円増加した。また、固定資産では本社移転等によって有形固定資産が60百万円、差入保証金が59百万円増加したほか、ソフトウェアが138百万円増加した。

負債合計は前期末比34百万円減少の1,751百万円となった。前受金が60百万円、未払法人税等が46百万円それぞれ増加した一方で、有利子負債が56百万円、未払金が7百万円減少した。また、純資産は前期末比516百万円増加の4,084百万円となった。配当金支払いで144百万円を支出した一方で、親会社株主に帰属する当期純利益636百万円を計上したことによる。

主要経営指標を見ると、自己資本比率が前期末の63.5%から66.7%に上昇したほか、有利子負債比率が8.7%から6.2%に低下するなど、財務基盤の拡充が着実に進んでいることがうかがえる。また、収益性に関しては前期比で低下したものの、売上高営業利益率で11.7%、ROAで17.0%、ROEで17.4%といずれも10%以上であり、高水準を維持していると判断される。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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