半導体関連に警戒感 21700-22100のレンジ◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

著者:加藤あきら
投稿:2018/04/20 08:49

半導体関連に警戒感

●19日のNY株式市場は、半導体株などの下げが響き3指数ともに下落。アップルに部品を供給する半導体受託製造世界最大手の台湾セミコンダクター(TSMC)がスマホ需要の鈍化を理由に慎重な先行き見通しを示し、アナリストもアップルサプライヤーが今後需要低迷の影響を受けると指摘、中国が半導体の自国生産を増強するとの見方が広がるなど、半導体セクターに悪材料が相次ぐ。4月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数が低下予想に反して上昇したことなどから長期金利が上昇し、金利上昇で金融株がしっかり。ダウは続落、ナスダック指数とS&P500種指数は4営業日ぶりに反落したが、ロシア疑惑を捜査するモラー特別検察官のターゲットはトランプ大統領ではないと伝わったことも下支え指数は下げ幅を縮小しました。

●本日の日経平均はNY市場での半導体関連に警戒感が出たことから売り先行と読む。CME日経平均先物の終値は2万2140円で、昨日の東京市場の日経平均終値2万2191円と比べ50円ほど安い水準。本日早朝の大阪取引所の日経平均先物(夜間取引)は2万2120円で取引を終了。

日経平均株価と上下の節目
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 2万2347円 26週線
 2万2227円 75日線
●2万2191円 昨日終値
 2万2120円 CME日経平均先物
 2万1962円 5日線
 2万1939円 一目転換線
 2万1833円 13週線

●新規上場
HEROZ 公開価格4500円

●今週の主な予定
20日(金)
日本消費者物価指数(3月)
シカゴ連銀総裁、講演
IMF世銀、春季総会
G20財務相・中央銀行総裁会議

21日(土)
国際通貨金融委員会

※予定は変更することがあります。
配信元: 達人の予想