新年度入りも「どこまで流動性が戻るかは微妙」…!?

著者:武市佳史
投稿:2018/04/02 11:18

◆まさに「開店休業(動意薄)」状態

※ご注意:予想期間は4月3日と表示されていますが、本日(4月2日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。


流動性が急低下する中、まさに先週末は「開店休業(動意薄)」を地で往く展開でした。
前日からの流れを引き継いで“やや下方向”を模索する場面も見られましたが、“106円ライン”を割り込むほどの勢いは見られませんでした。

◆引き続き、本日も多くの国・地域が休場

本日から“新年度(2018年)取引がスタート”しますが、引き続き“イースター・マンデー”で多くの国・地域(欧州主要国/豪州/NZ/香港/カナダ等)が休場となります。
NY市場はオープンするものの、参加者は限定される可能性が高く、「どこまで流動性が戻るかは微妙」といわざるを得ないところです。

オーダー状況を見ると、“106.20-00円のドル買いオーダー/106.70-107.00円のドル売りオーダー”は共にかなりの厚みをもっています。
流動性低下で値が飛びやすくなっているのは事実ですが、一筋縄で往きそうにもありません。
「不意な動意」には注意が必要ですが、やはり本日も「開店休業(動意薄)」と見るのが無難かもしれません。

◆ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:107.010(3/28高値、大台)
上値4:106.930(3/29高値、ピボットハイブレイクアウト)
上値2:106.665(3/28~3/30の61.8%戻し、ピボット2ndレジスタンス)
上値1:106.528(3/30高値、3/28~3/30の50%戻し)
上値1:106.452(3/28~3/30の38.2%戻し、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:106.254
下値1:106.107(3/30安値、日足・一目均衡表基準線、20日移動平均線、3/23~3/28の38.2%押し水準、ピボット1stサポート)
下値2:106.000(大台)
下値3:105.888(3/23~3/28の50%押し、日足・一目均衡表転換線、ピボット2ndサポート)
下値4:105.540(3/23~3/28の61.8%押し、ピボットローブレイクアウト)
下値5:105.327(3/28安値)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔一週間の為替市場を分析!マーケット・チェックWebセミナー〕にて公開中。

11:35 ドル円 抵抗・支持ライン追加
武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想