日米の政治リスク
昨日のドル/円相場はかろうじて陽線を維持。朝方の106.20円台を安値に切り返すと、米2月消費者物価指数の発表直後には107.20円台まで上昇して月初来高値を更新した。しかし、直後にトランプ米大統領がティラーソン国務長官の電撃解任を発表するとドルが反落。さらに、トランプ政権が中国製輸入品を対象とする包括関税を検討している事が伝わると106.40円台まで押し戻された。
森友文書問題で揺れる安倍政権に経済・外交のトップが相次いで解任されたトランプ政権と、日米で政治リスクが顕在化する中、本日のドル/円は上値の重い展開を強いられそうだ。追加的な悪材料が出なければ106円ちょうど付近から105円台後半は底堅いと見るが、よほどのポジティブサプライズがなければ107円台の戻り売りをこなすのは難しいだろう。
(ドル/円予想レンジ: 105.800-107.000円)
森友文書問題で揺れる安倍政権に経済・外交のトップが相次いで解任されたトランプ政権と、日米で政治リスクが顕在化する中、本日のドル/円は上値の重い展開を強いられそうだ。追加的な悪材料が出なければ106円ちょうど付近から105円台後半は底堅いと見るが、よほどのポジティブサプライズがなければ107円台の戻り売りをこなすのは難しいだろう。
(ドル/円予想レンジ: 105.800-107.000円)