ドル/円、値が振れやすい地合い
2日のドル/円は世界貿易戦争への懸念や日銀の出口観測が重しとなり下落。一時は105.20円台まで下値を切り下げて昨年来の安値を更新した。その後、クローズにかけて105円台後半へと値を戻したが、今朝は再び105円台半ばに押し戻されており上値の重い展開となっている。世界的な株安の流れが続けば節目の105円を試す展開となりそうだ。
ただ、ドイツ第2党社会民主党(SPD)の党員投票やイタリア総選挙(まだ出口調査の段階ではあるが)を波乱なく通過した事で、リスクオフムードに拍車がかかる事態は免れた公算が大きい。トランプ米政権の関税強化や黒田日銀総裁の出口発言に対する市場の反応はやや過剰という見方もある。株式市場に落ち着きが戻れば106円台半ばまで反発する余地はあろう。
いずれにしても、金融市場全体でボラティリティが高まっているだけにドル/円相場も値が振れやすい地合いが続きそうだ。
(ドル/円予想レンジ: 104.700-106.400円)
ただ、ドイツ第2党社会民主党(SPD)の党員投票やイタリア総選挙(まだ出口調査の段階ではあるが)を波乱なく通過した事で、リスクオフムードに拍車がかかる事態は免れた公算が大きい。トランプ米政権の関税強化や黒田日銀総裁の出口発言に対する市場の反応はやや過剰という見方もある。株式市場に落ち着きが戻れば106円台半ばまで反発する余地はあろう。
いずれにしても、金融市場全体でボラティリティが高まっているだけにドル/円相場も値が振れやすい地合いが続きそうだ。
(ドル/円予想レンジ: 104.700-106.400円)