ドル/円、新たなトレンド模索へ
昨日のドル/円は5営業日ぶりに反落。東京タイムの107.70円台をピークに、NYタイムには106.60円前後まで下落した。5日移動平均線を下抜けており、16日に付けた昨年来安値(105.546円)を起点とする反発局面はひとまず終了した模様だ。市場は新たなトレンドを模索するステージに入ったと考えられる。そうした中、今週の超大型入札を乗り切った米債市場で利回りがさらに低下するようなら再びドル安圧力がかかる可能性もある。ただ、VIX指数が昨日終了時点で18台に低下しており、市場センチメントは正常化に向かっている。主要株価が堅調に推移すれば円安圧力も増すだろう。本日のドル/円は、米長期金利と主要国株価の動向を眺めつつ方向感を探る展開となりそうだ。