米消費者物価指数で株と長期金利は?
【基調】
波乱含み
【目先の注目材料】
・2/14 米1月消費者物価指数、米1月小売売上高
・米長期金利、主要国株価
【本文】
ドル/円は、長らくレンジの下限として意識されてきた107.32円前後(昨年来安値)を割り込んだ。レンジブレイクで下落圧力が増す中、本日発表される米1月消費者物価指数が注目されよう。市場予想は前月比+0.3%、前年比+1.9%、コア前年比+1.7%となっている。
予想を下回れば、足元のドル売りの流れに追随する材料となるだろう。一方、予想を上回った場合でも長期金利が上昇して株安を誘発すれば円買い材料となるため注意が必要だ。
昨今の金融市場の混乱は、米1月雇用統計で平均時給が大幅に上昇した事がきっかけになった。賃金の伸びがインフレ期待を高めた事で長期金利の上昇を招き株価の下落に繋がった。今回の米1月消費者物価指数でも二の舞を演じないか警戒しておく必要があろう。
ドル/円は、2016年の上昇(99.02円前後から118.66円前後まで)の61.8%押しにあたる106.50円前後を割り込めば105円台への続落が視野に入りそうだ。一方、先週まで下値支持として機能してきた108.50円を回復しない事には下落トレンド終了の見方には繋がるまい。ドル/円が下落トレンドから抜け出すには高いハードルが存在するようだ。
波乱含み
【目先の注目材料】
・2/14 米1月消費者物価指数、米1月小売売上高
・米長期金利、主要国株価
【本文】
ドル/円は、長らくレンジの下限として意識されてきた107.32円前後(昨年来安値)を割り込んだ。レンジブレイクで下落圧力が増す中、本日発表される米1月消費者物価指数が注目されよう。市場予想は前月比+0.3%、前年比+1.9%、コア前年比+1.7%となっている。
予想を下回れば、足元のドル売りの流れに追随する材料となるだろう。一方、予想を上回った場合でも長期金利が上昇して株安を誘発すれば円買い材料となるため注意が必要だ。
昨今の金融市場の混乱は、米1月雇用統計で平均時給が大幅に上昇した事がきっかけになった。賃金の伸びがインフレ期待を高めた事で長期金利の上昇を招き株価の下落に繋がった。今回の米1月消費者物価指数でも二の舞を演じないか警戒しておく必要があろう。
ドル/円は、2016年の上昇(99.02円前後から118.66円前後まで)の61.8%押しにあたる106.50円前後を割り込めば105円台への続落が視野に入りそうだ。一方、先週まで下値支持として機能してきた108.50円を回復しない事には下落トレンド終了の見方には繋がるまい。ドル/円が下落トレンドから抜け出すには高いハードルが存在するようだ。