今夜から明朝の注目材料は=外為どっとコム総研 神田卓也

著者:神田卓也
投稿:2018/02/08 15:49

今夜から明朝の注目材料は

東京市場のドル/円は109.10円台まで売りが先行しましたが、日本株が上昇した事を受けて109.60円台へと反発しました。欧米市場の動きが気になるところですが、まずは注目材料を確認しておきましょう。

2/8(木)
17:45 バイトマン独連銀総裁、講演
18:00☆ ロウRBA総裁、講演
18:00 ECB月報
18:15 カプラン米ダラス連銀総裁、講演
19:15 ビルロワ仏中銀総裁、講演
19:30 メルシュECB専務理事、講演
19:45 プラートECB専務理事、講演
21:00☆ BOE政策金利発表
21:00☆ BOE議事録
21:00☆ BOE四半期インフレレポート
22:00 ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁、講演
22:15 カナダ1月住宅着工件数
22:30 カナダ12月新築住宅価格指数
22:30☆ 米新規失業保険申請件数
23:00 カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁、講演
27:00 米30年債入札(160億ドル)
28:00☆ メキシコ中銀、政策金利発表

2/9(金)
09:30  豪12月住宅ローン件数
09:30☆ RBA四半期金融政策報告
10:30  中国1月消費者物価指数
10:30  中国1月生産者物価指数
※☆は特に注目の材料

今夜は、要人発言も含めて中央銀行絡みのイベントが盛りだくさんです。株価の不規則変動が収まりつつある中、市場の関心が金融政策に戻るきっかけとなるかもしれません。中でも、インフレ上昇と英国の欧州連合(EU)離脱=Brexitの板ばさみに悩む英中銀(BOE)のスタンスが気になるところで、一連のイベントに注目が集まっています。ドル/円については、しばらく方向感が定まりにくい展開となりそうです。

(欧米時間のドル/円予想レンジ:109.000-110.100円)
神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長
配信元: 達人の予想